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【読む人の心をガッチリ掴む】企画の提案をする際の「資料の作り方」3つのポイント

Shingo Hirono

2014/04/09(最終更新日:2014/04/09)


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by Het Nieuwe Instituut
 企画の提案をする時に重要になるのが資料作りでしょう。どんなに優れた企画であっても、企画の意図や重要性を示す資料が無ければ相手を説得することは不可能です。資料は企画提案の大きな武器になるので、説得力のある素晴らしい資料作りを目指しましょう。今回は、企画の提案をする際の資料の作り方のポイントを紹介します。

1. 客観的なデータを乗せる

 企画提案資料で重要な意味を持つのが客観的なデータです。客観的なデータを記載した資料は、提案する企画に説得力と現実的な裏付けを与える効果を発揮します。企画が通るかどうかの分かれ目は、企画が空想的なものではなく現実的な実現性があるかどうか、という点にあると言っても過言ではありません。

 客観的なデータが資料に記載されていれば、その企画がどの程度の効果を生みどのような理由で実行されるのかということを検証することが可能になります。企画事態に説得力を与えるためにも、客観的なデータは必ず記載してください。

 数値データは特に重要なデータですが、数字が書いているだけで資料を読む気が無くなる、という人もいます。そのような事態を避けるためには、図やグラフを活用してビジュアルで数値イメージを伝えるように工夫すると効果的です。

2. メリットを記載する

 その企画が実現することでどのようなメリットがあるのか。規格の判断をする人が一番知りたいポイントはその一点です。資料には企画が実現した時にどのようなメリットが生まれるのかということを記載すると、提案に対する賛成者を増やす強力な武器になるでしょう。

 メリットとは売上アップや収益率の向上などの企業にとってのものだけではありません。顧客満足度や社会貢献といった、企業以外に生まれるメリットも説得力を増す材料になります。規格を様々な面から分析し、どのようなメリットが生まれるのかをわかりやすく記載してください。

3. 短くまとめる

 企画の素晴らしさを伝えようと熱を込めて資料を作成すると、ついつい文章の多いてんこ盛りの資料を作ってしまいがち。内容が充実している方が説得力が生まれるように思いますが、実際は逆の効果が生まれてしまいます。ボリュームの多すぎる資料は、読む人がどの部分に注目していいのかがわからなくなってしまい、一番伝えたいと考えている部分をかえって伝えられなくなってしまうのです。

 ボリュームの多すぎる資料は、場合によっては手も付けてもらえない可能性があります。資料はシンプルにまとめ、できれば紙一枚で説明できるくらいに磨きこんでおきましょう。シンプルな資料は人の目に留まる可能性も高まり、より多くの人に興味を持ってもらうことができるはずです。


 企画の提案をする際の資料作りの基本は、読みやすく興味深い資料を作ること。あなたにとっては大切な資料でも、読む人にとってはたくさんある企画の一つに過ぎません。まずは手にとって読んでもらえることを第一に考え、軽く目を通しただけでも企画の核が伝わるように内容を工夫しましょう。

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