英語の学習に構文は欠かせない。構文のルールや構造を覚えることで、英語力は一気に上がるものだ。
とはいえ、「英語の構文って何を勉強したらいいのか分からない……」という人も多いはず。
構文理解のために覚えたい「英語の基本文型」
「英語の構文」といわれてピンと来ない人のために、基本的な英語構文について説明する。
構文理解に必要な「英語の基本文型」も例文と合わせて説明するので、参考にしてみてもらいたい。
英語の構文とは?
構文とは、文法のルールを使用して作成された文章のことだ。
文法が文章作成のルールを意味するのに対し、構文は文法のルールに従って作成された「文章そのもの」を意味する。
構文の説明をすることは、普段英語に触れる機会が多くてもなかなか難しい。
まずは、構文理解の前提となる5つの文型をマスターしていこう。
【英語構文の基礎①】第1文型「SV」
「S」は主語(subject)、「V」は動詞(verb)を意味する第1文型「SV」。
SVは基本的な英語の構文であるため、例文などを見ればすぐに理解できる。
toやin、earlyなどの紛らわしい前置詞や副詞は、修飾語であり文型とは関係ないので注意しよう。
【英語構文の基本】SV
- I run(私は走る)
- She goes to school(彼女は学校に行く)
- He lives in New York(彼はニューヨークに住んでいる)
- She comes early(彼女は早く来る)
【英語構文の基礎②】第2文型「SVC」
第2文型「SVC」では、「C」は補語(complement)を意味し、主語のSを説明する。
【英語構文の基本】SVC
- I got tired(私は疲れた)
- He is a student(彼は生徒だ)
- This flower smells sweet(この花はいい香りがする)
【英語構文の基礎③】第3文型「SVO」
「O」は目的語(object)を意味し、第1文型に目的語をつけた文章構成が第3文型「SVO」だ。
ここで使われる動詞は、目的語を伴う他動詞である。
【英語構文の基本】SVO
- I eat fish(私は魚を食べる)
- I played basketball yesterday(私は昨日バスケをした)
- He speaks Japanese(彼は日本語を話す)
【英語構文の基礎④】第4文型「SVOO」
動詞の後に目的語が2つ続く第4文型「SVOO」。
最初の目的語は動作の対象を指す間接目的語であり、2つ目の目的語は動作の目的を表す直接目的語だ。
【英語構文の基本】SVOO
- She gave me this book(彼女が私にこの本をくれた)
- I tell you the answer(私が答えを伝える)
- He teach me English(彼は私に英語を教える)
【英語構文の基礎⑤】第5文型「SVOC」
目的語の状態を“補語”で表す第5文型「SVOC」。
文型の説明だけ見るとわかりにくいが、例文を見ると理解しやすいだろう。
【英語構文の基本】SVOC
- I had my watch fixed(時計を直した)
- I saw you smiling(あなたが笑っているのを見た)
英語の構文の覚え方
5つの英語の文型が分かると、構文の理解も深まるはずだ。
次に、英語の構文を覚える際に使える勉強法を紹介しよう。
【構文の覚え方①】英語の文章を丸暗記する
上記に説明した文型から、英語は日本語とでは「語順が異なる」ということが分かるだろう。
日本語に訳して英語の構文を理解しようとしても、法則を覚えることはできない。
そこで、英語の文章を丸暗記することをおすすめする。
暗記することで文章の構成と意味が把握でき、同じ構文の文章も見つけやすくなる。
同じ構文を何度も目にすることで、自然と英語の構文が身につくはずだ。
【構文の覚え方②】英語の本(洋書)を読む
構文を参考書で学習しようとしても、なかなかモチベーションは上がらないもの。
なかなか構文を覚えられないという人は、娯楽として英語の本で楽しく構文を学ぶといいだろう。
英語の本を読むことで英文に慣れていき、自然と英語の構文ルールを身につけることができるのだ。
【構文の覚え方③】繰り返し英語の文を音読する
繰り返し英語の文を音読することも大切である。
口に出して構文を繰り返し読むことで、黙読するよりも頭に入ってくるのだ。
1度に限らず、日にちを重ねて読むようにしよう。
数をこなすことも大切だが、基礎を繰り返して土台を築くことも心がけたい。
本記事では英語構文とその覚え方について紹介してきた。
構文が理解できれば、読み書きに関しては実用レベルの英語力が身につくことになる。
英語構文の練習は地道な作業だが、少しずつでも練習を重ねていくことが大切だ。
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