仕事でミスをすればどうしても落ち込んでしまいます。しかし、落ち込んだままでは、次の仕事をしっかりこなすことはできませんし、ストレスの元にもなってしまうでしょう。そうしないために必要なのがメンタルトレーニングです。自分のメンタルをコントロールするためのトレーニングと言い換えると、わかりやすいかもしれません。仕事のミスを乗り越えるための方法、誰でも簡単にできるメンタルトレーニングを紹介します。
メンタルトレーニング実践法①
仕事の成功量を可視化し、ミスの事例と対比させる
仕事でミスをして落ち込んでしまったときは、5分間だけ、メンタルトレーニングの時間を取りましょう。その5分で何をするか説明します。ノートでもメモ用紙でもいいので、今日これまでにした仕事、昨日した仕事、さらに思い出せる限りの最近した仕事を列記していきましょう。「完成した仕事、成功した仕事、無難ににこなせた仕事」だけをピックアップするのです。ミスした仕事については、とりあえず括弧に入れて、脇に置いておきます。
5分あれば、かなりの仕事を思い出せるはずです。そうして並んだ仕事はいずれも「成功例」です。当たり前の日常業務で、ミスしようがないと思うような仕事でも、それをこなすということはつまり、「1つの仕事を完成させた」ことになります。
普段は考えないであろう、そうした「仕事成功量」を可視化するのがポイント。それらの多くの仕事と、ミスをした仕事を対比してみれば、いかに成功量のほうが多いかわかるはずです。ミスをして落ち込みそうなときには、この作業を必ずしてください。それを繰り返すことがメンタルトレーニング。繰り返すうち、紙に書かなくても頭の中でできるようになるでしょう。
メンタルトレーニング実践法②
成果重視の自己評価
このように、仕事の成功量を計ることで、ミスが縮小化されるはずです。「これだけたくさんの仕事を成功させてきたのだから、1つのミスぐらいそれほど大きな問題ではない」と自分に認識させるのが、このメンタルトレーニングの目的です。
ただ単に、「自分はできる人間だ」と自分に言い聞かせても、説得力はないでしょう。「できる人間」であることを、自ら実証してみせる。それを習慣づけることによって、自然にポジティブシンキングができるようになります。1つのミスに落ち込むことなく、すぐに前を向いて歩き始めることができるのです。
メンタルトレーニング実践法③
足し算の思考トレーニング
この実践方法をひと言で表現するなら、「足し算の思考トレーニング」ということができるでしょう。ミスというマイナスにだけ注目するのではなく、成功した仕事を足し算し、それと比較することによって、「ミスもするけれど、自分はできる人間だ」と実感することができるわけです。必要なのは、自分をそう納得させるだけの説得力。そのためには、目で見てわかる「足し算」が有効です。
ただ気持ちを切り替えようと思ったり自分で自分を励ましたりするだけでは、なかなかミスで落ち込んだ精神状態を回復させることはできません。実践的なメンタルトレーニングによってしか、有効な対処はできないのです。ここで紹介してことを1つの方法例として、参考して下さい。
「もうメンタルの限界……」仕事が上手くいかずにストレスを感じている人へ
営業職以外でも、営利組織である限りは「ノルマ」という言葉がついて回る。
「ノルマ」「目標」を達成できないと、部署や上司によっては厳しく詰められることがある人もいるのではないだろうか。
達成できない程に高く設定されたノルマ・目標設定は、人によってはモチベーションになるかもしれないが、大きなストレスになるという人もいる。
もしも高すぎるノルマにストレスを感じているならば、メンタルを崩してしまう前に「転職」という選択肢を考えてみてほしい。
ストレスが限界まで溜まると「選択肢」が狭まる
ストレスが限界まで溜まり、「うつ病」「自律神経失調症」「胃がん」などの病気にかかると、転職活動をする余裕すらなくなってしまう。
そのため、少しでも思考が働くうちに“転職活動”を始めてみることをオススメしたい。
転職活動を行うエネルギーが残っていない、転職をすることへの自信を喪失してしまう、長期間の休職によってキャリアに傷がつき転職しづらくなってしまった……など、ストレスを放置することは、人生・キャリアにおいて非常にリスキーなことなのだ。
ストレスが限界値を突破する前に、まずは転職エージェントに自分のキャリアについて相談してみよう。
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