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企業が取り入れるべき「最新のマーケティング手法」とその効果

Shingo Hirono

2014/04/08(最終更新日:2014/04/08)


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by Nick.Fisher
 マーケティングの手法は、インターネットの時代となって以降、劇的に変化しています。そして、わずか数年という間にその手法は変化し続け、常に新しい手法が生まれ続けているのです。今回は、最新のマーケティング手法とその効果、そしてそれを採用するうえでの注意点について考えてみたいと思います。

1. 最新のマーケティング手法とその効果

 今、最新のマーケティング手法と言えるのはソーシャルメディアを使ったマーケティングです。中でも最近になって取り入れられている手法は、「インバウンドマーケティング」という考え方です。インバウンドマーケティングとは、これまでのアウトバウンド(企業→消費者)へのマーケティングではなく、インバウンド(消費者→企業)でアプローチしてもらおうというマーケティング手法。

 これは、「消費者は、従来の見せられたり聞かされたりするマーケティングには疲れており、自分から探したいという欲求にかられている」という考え方から来ています。そして消費者が自ら発見したという事実は、企業が押し付けたものではないという安心感を呼び、バイラル的に他の消費者に拡散し、マーケティング効果が一段と高まるのです。

 これまでの「作った側のアピール」ではなく、「使った側の評価」を積極的にしてもらおうという取り組みです。最新のマーケティング手法はほとんどがこの「消費者を動かす」ことから発送されており、実際に効果も高まっていると言われています。

2. 気をつけるべきは、驚異的な消費者の変化スピード

 このように最新のマーケティング手法を使いこなすのは、とても効果的です。しかし注意点もあります。それは、ソーシャルメディアは新規参入の障壁が低く、消費者へのアプローチも行いやすいことから、その移り変わりが激しいということです。

 例えばFacebookなどは、すでに若い世代から敬遠されつつあると言われています。なぜなら自分の親が使うようになり、親に監視されているような状態になってしまっているためです。また、ソーシャルメディア上で友達が増えることによる「疲れ」も指摘され始めています。いちいち周囲の友達の行動に反応しなければならない状態に、疲れているユーザーも出始めているのです。


 このようにソーシャルメディアは、本来プラスとなるはずの「ユーザーが増える」という現象がこれまでの新規性や利便性を陳腐化し、続々生まれる新しいアプリケーションに取って代わられる危険性を常に含んでいます。よってその中で、いかに状況に合わせて最新の手法を駆使していくかにマーケティング担当者の手腕が問われていると言えるのではないでしょうか。

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