国際的なビジネスをしている場合でも、誰かに相談やお願い、問い合わせをする機会がある人も多いのではないでしょうか。
本記事では、英語のビジネスメールで相談やお願いをする際に知っておきたい英語フレーズを紹介します。
相手に失礼のない英語で、相談やお願い、問い合わせができるようになりましょう。
- 英語のメールで「相談」や「お願い」をするポイント
- 英語で依頼するときの表現例
- 英語で送る問い合わせメールの例
英語のメールで「相談」や「お願い」をするポイント
まずは、ビジネスシーンでの英語のメールで「相談」や「お願い」をする際に気をつけておきたいポイントをご紹介します。
ポイントを押さえた上で英語のビジネスメールを書いてみましょう。
くどい言い回しをせず、ストレートに要望を伝える
英語のメールでは、くどい言い回しをせず、ストレートに要望を伝えることがいいとされています。
相談やお願いを言う前に長々と日頃の感謝の気持を述べたり、相手に自分の気持ちを察してもらおうとしたりすることはやめましょう。
英語では、わかりやすく簡潔に相談やお願いを書き、相手をわずらわせないようにします。
日本語のように遠回しに物事を伝えるわけではないという文化の違いに注意してください。
相手によって表現のフォーマル度を変える
英語には日本語のように複雑な敬語はありませんが、丁寧な表現はあります。
メールの相手に合わせてフォーマル度を変えてみましょう。
相手が部下や同僚など、親しい相手であれば「Can you〜?」や「Will you〜?」などのカジュアルな表現を使っても問題はありません。
しかし、社外の人や上司、クライエントにメールを出すときには「Would/Could you〜?」のように丁寧な表現を使いましょう。
また「I want to〜」もカジュアルな表現なので、社外の人や上司には使わないようにしてください。
「I want to〜」は「I would like to」と書くと丁寧な表現になります。
英語で依頼するときの表現例
英語で依頼をするとき、実際に使える英語フレーズをご紹介します。
以下の英語フレーズを参考にして、依頼メールを書いてみましょう。
「相談」という意味の「Consult with〜」は使いにくい
「相談」という意味の英語だと、「Consult with~」というフレーズを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
「Consult with~」は、主語をどうすればいいのかがわかりにくく、仮に文ができたとしても文法的に間違ってしまう可能性が高いです。英語に不慣れなうちは、「Consult with~」を使うのは避けましょう。
英語メールに慣れてきたら、「Let me consult with my boss」(上司と相談させてください)のように「Consult with~」を使ってみましょう。
相談時に使えるシンプルな英語フレーズ「I would like to ask you」「I need to ask you」
文法的な間違いや、意味が正しく伝わらないことを避けるためには、ストレートかつシンプルな表現を使うといいでしょう。
わざわざ難しい表現を使うのではなく、自分の言いたいことが伝わる英語メールを書くことを意識してください。
おすすめの英語フレーズは「I would like to ask you」や「I need to ask you」という表現です。
「ご相談ですが……」「お尋ねしたいのですが……」という意味の丁寧な言葉として使えます。
依頼時に使える英語フレーズ「Would you please」「Could you please」
「~をお願いします」という場合には、「Would you please〜?」や「Could you please〜?」などのフレーズが使われます。
「Will you~?」は命令の要素を含んでいるため、ビジネスシーンでの使用は避けておきましょう。
お願いをした場合には「I appreciate it」とお礼の言葉を添えると、相手も気分よく対応してくれるかもしれません。
アドバイスを求めたい場合は「I need your advice.」
いきなり何かを依頼するのではなく、「あなたからのアドバイスが欲しい」という意味の英語フレーズを挟んでから、お願いごとをすると丁寧な印象を与えられます。
「I need your advice」が「あなたからのアドバイスが欲しい」という意味の英語フレーズです。
こちらも先ほど紹介した英語フレーズ同様、シンプルかつストレートな言い方です。
あなたが直面している問題を伝えた上でこのフレーズを使えば、「相談に乗ってください」というニュアンスを伝えれます。
「I need your advice.」を使う際は「advice」のスペルに気をつけましょう。
「advise」は動詞で「アドバイスをする」という意味で、「advice」は名詞で「アドバイス」という意味です。
また、「advice」は数えられない名詞なので「an advice」のような使い方はしません。
正しいスペルと文法で書くことに注意してください。
英語で送る問い合わせメールの例
メールで相談やお願いをする際のポイントを押さえたところで、実際に英語問い合わせメールの例を見ていこう。
【例文】英語のお問い合わせメール
- Would/Could you please send me a product sample?(製品のサンプルを送っていただけますか?)
- Would it be possible to receive a product sample?(製品のサンプルを送っていただけますか?)
- I would like to ask you when the next meeting will be held.(お尋ねしたいのですが、次のミーティングはいつ開かれるでしょうか。)
- I need your advice on how to proceed with the task.(課題をどう進めていくか、アドバイスをください。)
英語でも相談や問い合わせはストレートに要望を伝えよう
- 英語では、ストレートに相手にしてもらいたいことを述べる
- 相手によってフォーマル度を変えた表現を使う
- ストレートかつシンプルな英語表現を使う
本記事では、英語のメールで相談するためのフレーズをいくつか紹介しました。遠回しに伝えようとあまり難しく考えず、シンプルでストレートなフレーズを使いましょう。
大切なのは、相手にわかりやすく依頼内容や相談内容を伝えることです。
ビジネスシーンで英語を使って相手に何かを依頼したり相談したりするときには、ぜひ本記事のフレーズを参考にしてください。
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