就職・転職面接をする場所について、最適な場所を紹介していきます。面接の練習でメインになる場所は、もちろん自宅でしょう。自宅で時間をかけて質疑応答の練習をすることは必要です。しかし、それはあくまでも質疑応答の内容暗記の練習です。
どんなにシミュレーションして行なっても「模擬面接」の練習にはなりません。それはなぜでしょうか、また好ましい場所の条件とは何なのでしょうか。ここでは、面接の練習に最適な場所はどこなのかについて、順を追って説明していきます。
自宅ではなぜ「模擬面接」にはならないのか
模擬面接の練習のポイントは「いかに緊張感を持てるか」ということです。緊張感のない状態でいくら練習しても、内容を記憶することはできても模擬面接にはなりません。
実際の面接時に最大のテーマになるのが「緊張感をどう克服するか」ということです。本番の面接は明らかに非日常の空間・時間での体験です。それを日常の中の日常とも言うべき自宅で疑似体験することは到底不可能なのです。
面接の練習ための場所の条件
上述したとおり、面接練習の場所の条件はなんといっても「緊張感を持てること」です。それから、実際の面接会場に近い空間であること、静かで集中しやすいことなどが条件としてあげられるでしょう。
この条件に当てはまるのが「大学の空き教室」もしくは「空き会議室」などです。つまり、使っていない教室を利用して練習すれ、面接の模擬体験をしやすいということになるのです。
ただし、学校の許可を得ないで勝手に空き教室を利用するとトラブルになる可能性がありますから、事前に許可を得ておく必要はあるでしょう。転職者の場合は、街中にある貸し会議室などを時間借りしてするのも良いかもしれません。
面接練習に最も適している場所
さて、それでは面接の練習場所のベストはどこなのでしょうか。答えは「貸し会議室」です。会議室ほど模擬面接にふさわしい場所はありません。企業の面接会場にもっとも近い空間であり、緊張感を与えてくれますし静かで余計な神経を使わずに集中することができるのです。
貸し会議室ですから、もちろん有料です。しかし、今は格安の会議室も少なくありません。たとえば東京都心でも、1時間3~4千円から借りることができます。大きな部屋である必要なないので、できるだけ安い会議室を利用するといいでしょう。模擬面接は、多くの場合友人といっしょにするはずです。たとえば2人で1時間借りる場合、4千円の会議室なら1人2千円となります。
学生にとってはそれなりの負担になるでしょうが、人生を決める就職のための経費と考えれば、用意できない金額ではないでしょうし、転職者にとっては「手ごろな必要経費」ではないでしょうか。
時間制限があるというのも貸し会議室のメリットです。それだけ緊張感を持って、密度の高い練習ができるからです。本気で就職を考えているのなら「有料の面接練習場所」を選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
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