会社の中で、向上意欲を持ち積極的に会社のために働こうとする人がいる事はとてもありがたい事です。しかし、この人材がほんの一握りの数しかいなければ、おそらくその望ましい人たちの方が先に諦めてしまい、会社に見切りをつけるかその他の人々の中に飲みこまれていくかのどちらかでしょう。
この人材が多ければ多いほど、会社全体が組織として活性化されていく事は容易に想像出来ます。では、その様に組織を活性化するためにはどの様な工夫が出来るのでしょうか。一つの手段として、活性化をマネジメントするという方法があります。
組織の活性化をマネジメントすること
マネジメントとはよく「管理すること」と同じ意味だとされがちですが、組織の活性化を管理すると言ってもピンときませんよね。実はマネジメントにはもっと深い意味があって、分析したり計画を練ったり、評価をしたり修正をしたり、調整を図ったり統制をとったりと様々な事が絡み合っているものです。
と言うことは、組織の活性化をマネジメントするというためには今の組織の状態がどうなのか、それはなぜなのか、どうすればもっと活性化が図れるのか、こうした時にはどの様な効果が得られるのか、実際に行動してみた結果がどうだったのか、なぜその結果になったのか、どうすればもっと効果的な結果が得られるのか、最初に計画した事だけを進めていくのではなくて、途中でどんな調整を図っていけば良いのか…など、非常に多岐に渡っての活動となってきます。そのため、一概にこうするというルール付けが非常に難しいのが「マネジメント」なのです。
マネジメントの基本を抑える
とは言っても、これで終わってしまったら何も組織は変わりません。そのため、一番簡単なマネジメントの基本を押さえましょう。それは「分析」「計画」「行動」「評価」です。この基本の繰り返しがマネジメント業務となっていきます。
会社組織を活性化させる為に何をすれば良いのか、まずは「分析」を行います。その分析から得られた情報や結果から実際にどんな方法で活性化を図っていくのか、「計画」を立てます。立てられた計画に沿って「行動」を起こし、その行動の結果を「評価」します。そして、評価された事柄から更に改善していく為の「分析」を行っていくのです。
個性を活かす
マネジメントは、自分が表立ってでしゃばるとあまり良い結果が得られません。あくまで、縁の下の力持ちぐらいのポジションに居る事が好ましいでしょう。
組織を実際に活性化するのは、もちろんマネジメント業務に携わっている人でも出来ますが基本的には他の社員です。その場合、分析の中に、社員一人一人の個性を考えていく事を含めると良いでしょう。
個性と言っても、良い面に着目していきます。つまり、伸ばしたい面ですね。これを上手に伸ばしていった時に得られる効果を目標にしていきましょう。一人一人の個性は、部署の個性を生み出して部署同士の個性が会社組織としての個性を造り上げます。個性が十分に活かされていけば、活性化への拍車となります。ですから、マネジメント側の人に一番求められる事は、情報を収集して分析するという能力なのです。
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