栄転は、ほとんどの人にとって嬉しい事でしょう。自分の仕事態度や努力が報われているという実感が持てます。すぐにでも友達に報告したくなるかもしれませんが、友達ならまだしも、会社の同僚への報告は慎重に行うべきです。
周りの人達にまだ知られていないのであれば、まずは、上司に報告してみると良いでしょう。今回は、そういった場合のメールの書き方について意識すべきことを紹介していきます。
1. 栄転とは、自分で言う事ではない
基本的な事を押さえておきましょう。転勤した先で、今までの立場よりも上の立場になる事が決まっていたとしても、それを自分から「栄転する」とは言わない様にしましょう。栄転とは、周りが認めてくれるものです。もしも、転勤を伝えられた会社の人事担当者などから、「栄転だよ」と言われたとしても、自分からは言わない方が賢明です。
2. 件名は「転勤辞令について」
件名は、シンプルに済ませるのが良いです。一目で、本文の内容を表すタイトルの様に入れると望ましいのがメールの件名です。ですからこのメールの件名も、いつもと同じ様に済ませましょう。
3. 本文の内容
本文の内容についても、あくまで転勤辞令を受けましたという報告にとどめましょう。それを栄転だと切り出す事は、上司に任せて下さい。返信のメールにそのような内容が書かれていたら、そこで上司に対しての指導へのお礼などを伝える様にしましょう。もしも最初の報告のメールで感謝を伝えたいのであれば、それは栄転に対しての感謝ではなく、今までの指導への感謝で済ませましょう。
4. 基本的に上司は知っているはず
そもそも、自分の部下の転勤情報は、上司なら知っている事が多いはずです。とは言っても、最初から上司へのメールの件名に「栄転のご報告」とする事は控えましょう。なぜなら、面倒見の良い良心的な上司なら部下の出世というのは嬉しいはずですが、中には、そうではない上司もいます。
その様な上司に、「栄転の…」と送っても火に油を注ぐだけです。転勤をした後も良好な関係を築くためにも気をつけましょう。
以上が、栄転の報告メールを書く際に意識すべきことです。相手のことを考え、良好な人間関係を維持しつつ新天地に向かえることがベストですね。
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