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マーケティング部門と営業部門が連携を図る上で起こりやすいトラブルと解決方法

Shingo Hirono

2014/04/05(最終更新日:2014/04/05)


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by Kaplan International English
 マーケティング部門と営業部門が分かれている会社は、多いでしょう。部門が分かれると、より専門的に自分達の仕事に集中することができます。ただし、部門が別れる問題点は、他部門との連携という事が挙げられるでしょう。

 例えば介護施設で例をとると、看護と介護が不仲になりやすいという事があります。なぜかと言えば、専門とする目的が違うからです。看護は、病気を治す事を優先的に考えますが、介護は、病気よりも生活を支える事を優先させます。そうすると、衝突が生じやすくなるのです。この時、一定のルールを設けておく事は衝突を回避するだけでなく、連携を図り業務を効果的に進めていくための助けとなります。では、マーケティングと営業はどの様な連携を図ると良いのでしょうか。

起こりやすいトラブル

 この2部門間で起こりやすいトラブルは、マーケティングが考えた事を営業が実際に行動出来ない、或いは行動しない、ということです。マーケティング部門が、実際にクライアント先などの状況を知らずに計画を立ててしまうと営業が困ってしまいますし、マーケティング部門が立てた戦略を営業側がしっかり理解出来ていないと、行動しづらいというような状況が起こるでしょう。

 他にも、戦略に基づいて営業が行動した結果をマーケティング部門に戻す事が出来ずに、マーケティング部門が際分析や軌道修正が出来ない、という事も考えられます。

解決方法

 当然ながら、どの部門も自分の会社の利益のためという一つの目的の基で動いているのですから、目指す目標は同じはずです。まずは意思の疎通を図る事が重要でしょう。マーケティング側は、どんな根拠でその営業戦略を立てたのか、営業部門にどの様に動いて欲しいのか。営業側は、その主旨を理解した上で自分達が実際に動いていくシュミレーションを行ってみた時に何が障害になるのか、変更が可能なのか、という事を、営業が動き出す前に話し合っておきましょう。コミュニケーション不足は大きなトラブルの原因となります。

 更に、マーケティング側は、実際に営業が動いた時のどの様な事について情報を知りたいのか、あらかじめ明らかにしておく事は賢明です。こうする事により、営業としては自分達が何を報告すれば良いのかが解っていますから、それを頭においた営業をかける事が出来ます。報告書の様式をマーケティング部門が作っておくと、報告忘れというトラブルも防ぐ事が出来るでしょう。

連携を図る事は自分達の身も守る

 仕事をしていて何かトラブルがあった場合、その責任の所在がどこなのか、きちんとしている企業であればあるほど、徹底的に調査を行い、同じトラブルが発生しない様な対策を講じる事でしょう。つまり、2部門間の連携が悪くてトラブルが起きてしまったら、自分達の首を絞めることに繋がります。ですから、事前にしっかりとした確認を行って、常に連携を図ることで、自分達の身も守っていくようにしましょう。


 以上、マーケティング部門と営業部門が連携を図る上で起こりやすいトラブルと解決方法を紹介してきました。お互いに「違う部門だから…」と思うのではなく、常にコミュニケーションを絶やさないことが連携を図る上で大切なのではないでしょうか。

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