事業計画書における基本方針の決定は、その会社の基本的な考え方を示すということです。事業計画書における基本方針とは一体どのようにして決めるのでしょうか。
最終目標から今やるべきことを明らかにする
事業計画の決定は、まず事業目標に向かうように頭の中でストーリーを描くことから始めましょう。次に、その目標に到達するためにはどのような過程が必要かということを思考します。
それらを一つ一つ文字や図形、数字にして描いていくことで段々基本方針のイメージが整えられてきます。そして、その目標到達過程をスケジュール化していくことによって事業計画書を完成させることが出来るでしょう。最終目標から短期的かつ明確な目標を導き出すのです。事業計画を作成することで、現在の当社の位置確認や将来の環境の変化へ対応することができます。
事業計画書が完成したら、周囲の人に確認してもらって率直な意見を聞くことが必要です。第三者の目を通すことにより、自分の気づかなかった点を確認することも出来ます。また、何度も人に説明することによって計画が自分の頭に入り込み、それについての新しい考えやアイデアが豊富に湧き出してくるということもあるでしょう。
文章にならないのであれば、初めはメモを取る事から始めてみるとよいでしょう。メモにたくさん書きとめることで、自分の考えていることが少しずつ整理されます。
支援者も見るので「分かりやすく」が基本
頭の中にあった基本方針を具体的に文章にして示すことにより、方向性がより分かりやすくなります。どうしても分厚くなってしまいがちな事業計画書ですが、基本方針はその会社の根本的な部分になってくるものなので目を通す人も多いでしょう。
基本方針を記入する際には、誰にでも分かりやすく、見やすく表現するということが重要です。誰にでもわかりやすい基本方針を作成することで、支援者にも説得力を持った訴えができるでしょう。
どんな素晴らしい計画・指針だとしても、相手に分かってもらえなければ単なる机上の空論です。頭の中のビジョンを素直に表現できる事業計画書を目指しましょう。
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