日々の業務に懸命に取り組んでいれば、もちろんそれに対しての評価は受けることができますが、昇進となると話は別になります。今の業務の枠を超えた能力を、時には求められることにもなりますし、それを心得ているかいないかによって、昇進への道が遠いものになるか近いものになるかが変わってきます。では、昇進のコツともいえるものは、どのようなものがあるのでしょうか。
1. 目標とすべきことを変える
現在の業務においての目標は、もちろんあることでしょう。それが何を目指すものかによって、昇進へ近づくか否かが変わります。昇進するということは、それだけ会社のことを考える部分が大きくなってくるということ。例えば会社の売り上げ、存続、将来などです。そのために何をすべきかに意識を向けていくことになります。そこから、自分のいる部署では何ができるのかというように、トップダウンの思考を身につけていかなければなりません。
2. 対処療法ではなく、予防策を考える
昇進をするためには、会社をどのように動かすのかという思考が必要になってきます。ということは、たとえば何か問題が起きてから解決策を考えるのではなく、問題が起きないように日頃から何をすべきかを考えなければなりません。
そのために、日頃からできることといえば、今取り組んでいる業務において、まだ表面化していない課題を洗い出すことができるようにならなければなりません。それと同時に、そのために取り組めることも考える必要があります。毎日の業務の中でそれが頭から離れることのないようにすることが、昇進に近づくコツのひとつと言えるでしょう。
3. 人の動かし方を身につける
昇進するということは、より多くの社員を動かすことになるということ。つまり、部下の管理能力を高めておかなければなりません。もちろんそれは、すぐに身につくようなことではないので、日頃の業務の中で少しずつ鍛えていきます。まずは良く話を聞くこと、強引に自分の考えを押し付けないなど、取り組むべきことを考えておく必要があります。
以上のように、昇進を意識して日頃からすべきことは色々とあります。突き詰めて考えると、会社をどのように導くかという意識を持つ必要が出てくるということです。そのトップの考えから、それを実現するためには何をする必要があるのかというように、現場にまで落とし込んでいくことになります。
今までは自分の仕事に打ち込んでいればよかったものが、周りに意識を向けることが必要になってきます。そして、そのために必要な能力は、課題発見能力とコミュニケーション能力と言えるのではないでしょうか。
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