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朝礼で社員同士のコミュニケーションを活発にする3つの方法

Shingo Hirono

2014/04/03(最終更新日:2014/04/03)


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朝礼で社員同士のコミュニケーションを活発にする3つの方法 1番目の画像
by Wolfgang Staudt
 朝礼を行っている企業やセクションの中には、朝礼がただ業務連絡をするだけの場になってしまっているところが少なくありません。業務に関してセクション内のメンバーが同じ情報を共有するのは、もちろん大切なことです。しかし、メンバー全員が顔をそろえる貴重な機会なのですから、社員同士が活発にコミュニケーションを取れるシーンにしなければ、もったいないのではないでしょうか。ここでは朝礼を真のコミュニケーションの場にするための方法を、3つ紹介します。

1. リーダーはあえて参加しない

 多くの朝礼は、リーダーから部下の社員たちへの連絡や、目標の発表、指導などが中心になっています。限られた短い時間ですので、それだけでタイムリミットがくることも少なくないのです。そこで提案したいのが、朝礼にあえてリーダーは参加しないという方法です。どうしても連絡しなければならない事項がある場合は、冒頭に連絡事項だけ発表して、リーダーはそれで退室するということにすればいいでしょう。

 上司やリーダーがいると、部下たちはどうしても遠慮がありますから、自由闊達な意見交換ができにくいものです。社員同士のコミュニケーションを活発にするために、リーダーは席を外す。これがおすすめしたい1つ目の方法です。なお、朝礼で話し合われた内容の中には、リーダーに伝えなければならないことも出てくると思います。その場合は、その日の朝礼の進行役の人が、朝礼後にリーダーに伝えるように決めておけばいいでしょう。

2. 司会進行役は当番制にする

 リーダー不在の朝礼になりますから、司会進行役が必要になってきます。そこで2つ目の提案。進行役を当番制にしてはどうでしょうか。朝礼に限らず、ミーティングでは積極的に発言する人と、ほとんど発言しない人が出てきます。進行役を当番制にすれば、ふだんのミーティングでは消極的な人も、積極的にならざるをえません。全員が積極的になれば、結果として、メンバー間のコミュニケーションは活発になるでしょう。

 小さなミーティングを自分で仕切るというのは、特に新入社員などの若いスタッフには貴重な経験にもなるはず。当番制にすることによって、メンバーの朝礼へのモチベーションが高まるというメリットもあります。

3. できるだけ狭い空間で朝礼をする

 3つ目のおすすめ方法は、できるだけ狭い空間を選ぶということです。空間が広ければ広いほど、人と人とのコミュニケーションは取りづらくなります。これは物理的な理由からです。ですから、少人数のセクションならば、たとえば来客用の応接室などのような狭い部屋で朝礼をすることにしてはどうでしょうか。物理的な距離が近くなると、人間は密にコミュニケーション取ることが、自然に出来ると思います。


 上記の3つの方法は、明日からでもすぐに始められるものばかりです。朝礼を社員同士のコミュニケーションの場にしたいと考えている方は、一度取り入れてみて下さい。

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