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事業計画書の構成を考える時に気をつけるべきこと

Tobayashi

2014/04/03(最終更新日:2014/04/03)


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 現代はインターネットが普及してきたことから、急速に情報の変化が早まりました。それに伴い、新しい事業の立ち上げも会社の必須事項だとも言えます。その際に必要なものが、事業計画書です。これをより上手に分かりやすく書くことで、相手に伝わりやすくなります。今回はより良い事業計画書を書くために、その構成を考えていきたいと思います。

事業計画書に書くべきこと 

 まずは、事業計画書の抑えたいポイントを話す必要があります。

1. この事業を通じて実現させたいビジョン-経営理念に照らし合わせる 
2. 事業概要-ビジネスモデル 
3. 市場とターゲット―市場規模や顧客のニーズ 
4. 商品・サービスの概要-提供する価値・価格など 
5. 収益計画-販路など

 まずは上記の5つを押さえながら書くと良いでしょう。この時に重要なことは「誰に向けて書くのか」ということです。自社の社員に向けて書く場合と社外の人に描く場合では、使う言葉も表現も違ってくるでしょう。さらに、社外の人が相手なら、計画書に記載した事業に詳しいかどうかでも書き方は変わってきます。 

 注意すべきなのは業界用語です。社内や業界内での常識が、素人相手に通じない場合があります。全くその事業を知らない相手にも伝わるような工夫が必要でしょう。

良い計画書と悪い計画書 

 上記を踏まえた上で、良い計画書の構成と悪い計画書の構成をみていきましょう。良い例としては、以下があげられます。 

・事業の意義、取り組む価値、事業の目的が具体的で明確である 
・自分を主語として、何をやるか具体性があり、起業家の主体性が感じられる 
・誰を顧客にするのかといった、ターゲットが明確である 
・顧客が魅力を感じる価値を提案している 
・事業の立ち上げ、進め方が明確で納得できる 
・資金の有効な使い道、リターン(投資家にとってのメリット) に関する提案がある
・納得できるビジョンがある 

 こういった点に注意して、前述した5つのポイントとの関連性を持たせれば問題ありません。悪い例をあげるなら、上記の点に具体性がないものということになります。つまり、項目ごとが独立したただの計画書の構成だと良くないということです。

 事業計画書なので具体的な行動目標が必要であり、それには項目ごとの関係性が見えなければいけません。それを考えず、事業や資金繰りに計画性がないと伝わりにくくなるだけでなく、実行を不安視されます。あくまでも事業を行うためのツールとして、どのように行動してどのように顧客満足や売上を得るのかといったことを書いていくといいでしょう。

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