仕事で英語を使うということは、英語で天気の話をするような日常的な英会話をするのに比べ、難易度が大きく異なります。特に仕事でとても忙しい時に、英語で素早く相手に何かを質問したり仕事の依頼をしたりするのは、容易にできるものではありません。
なかなか英語が通じなかったりすると、強いストレスを感じることもあると思います。それに加えて、英語の通じない相手から「申し訳ないですが、あなたの言っていることが全然わかりません」「英語をまだ上手く使えないのだったら、英語をもっと勉強したほうがいいですよ」などと言われてしまう場合もあるかも知れません。そんな時に、簡単な考えの転換だけでストレスに感じないようにするための対処法を紹介します。
英語が完璧に使えないのは当たり前のこと
英語のネイティブスピーカーのように、英語が使えないのは当たり前ということを考えてみてください。日本で生まれ日本で育って、何十年と日本語しか使わない環境にいたのです。あくまで日本語が母国語で、英語は第2外国語だということです。
完璧ではなくても、2カ国語が話せるということに自信を持ちましょう。移民の国アメリカでさえ、約10パーセントの人しか外国語を話せないと言います。90パーセントの人は、英語しか話せないのです。英語圏の人々は、運よくビジネスの公用語が英語なので、外国語を学ばなくてもあまり不自由をしません。でも、日本語は、ほとんど外国で話されていないので、日本人の人は海外に出た時や国際ビジネスの場で、外国語である英語を使わなければならんないだけのことなのです。
英語は自分の母国語ではないのだから、上手く使えない時もあって当たり前だというふうになるべく割り切って考えるようにすると、ストレスがあまりたまらないようになります。
英語が上手く使えないのは相手のせいかもしれない
ビジネスの英会話が上手くいかない時は、もしかしたら聞いている相手の方に問題があるのかもしれません。いくら日本語訛りの強い英語でしゃべったり、英語の文法が多少間違っていても、本当にコミュニケーション能力がある人や、仕事の内容をしっかり理解している人だったらだいたいの英語が通じるはずです。
人によっては、日本語訛りの英語をちゃんと聞こうとしていないだけなのかもしれません。日本でいうと、東京で一般的に話されている話し方や標準語しか受け入れられない人もいるということと同じです。
また、国際ビジネスの舞台では英語でもいろいろな英語の話し方や使い方をする人がいるわけですから、様々なスタイルの英語に慣れていない人はただ単に自分が思っている英語と違うと理解できない、外国人慣れしていないなどの国際感覚のキャパシティが不十分なケースが多いことがあります。
英語が母国語ではないので、英語が使えないと自分のせいにしてしまいがちですが、真の国際ビジネスのスキルがある相手だったら、語がもっと上手く使えたかもしれないという考え方もあります。
以上2つの考え方をもって英語を話すと、冒頭のようなストレスを感じることはなくなります。いい意味で開き直るのも、異文化とコミュニケーションを取るときには必要な姿勢かも知れません。
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