職場の飲み会ではさまざまな話題が出るが、飲み会で望ましい話題とそうでない話題がある。特に飲み会の経験のない人、新しい仕事に変わってまだ職場に慣れない人にとっては、「飲み会でどんな話題をすればいいのかわからない、迷ってしまう」ということが多いと思う。そこで、職場の飲み会での話題について、望ましい話題を、1つのおすすめ例を示しながら紹介していこう。
誰もが抵抗なく飲み会に参加できる、職場関係の話題
会社の飲み会では、どうしても仕事に関する内容が話題になる。それはやむをえないことであり、また、それを飲み会の話題にすることで、仕事のアイディアが生まれることも実際にあるだろう。
しかし、飲み会の話題が仕事の話題に終始したり、それが話題の中心になるような飲み会は、決して楽しい飲み会にはならないだろう。特に若い社員にとっては飲み会のばが、「お説教の場」になりかねない。職場の飲み会はあくまでも「懇親」を目的としているのだから、そうなっては飲み会のあり方自体が問われることになってしまう。
仕事の話題はNGとは言わない。しかし仕事の話題が飲み会の中心になることは避けるべきだ。では、どんな話題を飲み会ですればいいのか。個人的な趣味やプライベートな話、テレビやスポーツ、芸能の話題など、差しさわりのない内容のものなら、どれでも無難で問題はないだろう。ただ、個人の嗜好に関わるそうした話題は、誰でも興味を持てるわけではないだろうから、飲み会の席では話が長続きしないことも少なくないはずだ。できれば職場に関係する話題の方が、多くの人が関心をもって話題に参加できるので、より望ましい飲み会での話題選択と言えるのではないだろうか。
もっとも“建設的”な飲み会の話題「職場の恒例行事、イベント」
そこでおすすめしたいのが、その職場の恒例行事やイベントを飲み会の話題にすることだ。部署や会社では年間の恒例行事やイベントが必ずあるはず。たとえば、新年会、春と秋の送別会と歓迎会、社員旅行、忘年会、あるいは花見や紅葉狩りを行う職場もあるだろう。そうした行事を、飲み会の話題にするのだ。
例えば、新入社員が初めて職場の飲み会に参加したとしましょう。どんな内容の話題をしていいかわからなかったら、「こちらでは忘年会や新年会はどうなさっているのですか?」と、先輩社員に聞いてみよう。話題はそこから展開して、場合によっては参加者全員の話題に広がっていくかもしれない。
新入社員でなくても、「今年の社員旅行はどうする?」とか「紅葉狩りはやめて、その分、忘年会をもっと充実させたほうがいいんじゃないか?」といった内容の話題は、飲み会の参加者全員が加わることのできる話題だ。飲み会の席ならではの、各自の忌憚のない意見や希望を聞くこともできるだろう。
飲み会の席で恒例行事の幹事を決めたり、大まかな打ち合わせができれば、一石二鳥。飲み会でこれ以上「建設的」な会話の内容はないのではないだろうか。
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