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参加者のモチベーションを高める「朝礼」を実現するために取り入れたい3つの要素

Shingo Hirono

2014/04/02(最終更新日:2014/04/02)


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by 21millimeter
 従業員全員参加の朝礼を開いている職場は珍しくありません。朝礼を開くことで従業員の一体感を高めると同時に、仕事に対するモチベーションをアップさせる効果もあるのです。朝礼でどのような取り組みを行うかによって、従業員に与える影響は大きく異なります。効果的な朝礼を行わなければモチベーションがアップするどころか、かえって意欲を下げてしまうことも考えられるのです。今回は、朝礼で参加者のモチベーションを高めるために取り組みたいことを紹介します。

作業手順の確認

 仕事の作業手順を確認することで、ミスの防止とモチベーションのアップに繋がります。この方法は作業が単純な職場ほど効果が高く、工場の生産ラインなどで導入すると大変効果的です。手順を声に出して確認することで勘違いや認識不足によるミスを防止し、作業に対する意識を向上させることができます。気の緩みからくるミスが致命的な損害となるような職場では、大きな声で作業手順を何度も復唱するとミスを防止できるのです。

 単純作業以外のサービス業などの場合は、サービスマニュアルや接客の心得などを復唱すると効果的。目に見える効果が表れるわけでは無いので分かりにくいですが、確実に従業員のモチベーションはアップし、責任ある態度で仕事に取り組む姿勢が生まれます。

優秀な従業員の表彰

 優秀な成績を収めたり模範的な姿勢で仕事に取り組んだ従業員を表彰することで、従業員の仕事に取り組む姿勢は向上し、モチベーションアップに繋がります。従業員の表彰は、会社側が従業員一人一人にきちんと目を向けているんだというメッセージを発する事でもあります。自分の仕事ぶりをきちんと評価してもらえると従業員が意識すれば、より真摯な姿勢で仕事に取り組むようになり、職場全体に業務改善の機運が生まれるでしょう。

 表彰は何段階かに分けて行うとより効果的です。年に一度の金賞、月に一度の銀賞、週に一度の銅賞と表彰にランクを設けることで表彰の機会が増え、従業員も自分にも表彰されるチャンスがあると意識するようになります。従業員全員に表象のチャンスを平等に設けることで、すべての従業員のモチベーションアップも期待できるでしょう。

改善提案の募集

 従業員が業務の中で気づいたことや思いついたことを改善提案の形で募集すれば、業務はより効率的になります。アンケートや意見募集の形で提案を募るのも有効な方法ですが、朝礼で提案を募集すれば従業員も気軽に提案できますし、すぐに導入できるものであればその日から試してみることも可能です。

 商品の陳列方法や資料整理などは、実際に現場で担当している従業員の方が効率的な改善策を発見しやすいものです。実際に現場の声を取り入れることで業務改善を実現している企業もありますから、有用な意見は積極的にすくい上げましょう。提案が受け入れられた従業員は、会社の業務に直接かかわっていると意識することができて、仕事に対するモチベーションが生まれます。提案が採用されたらいくらかの報奨金を出すようにすると、より多くの意見が集まるでしょう。


 朝礼を通じて従業員のモチベーションをアップさせるには、従業員の参加意識を高めることが重要。上司から部下へ一方的に伝達するだけの朝礼では、モチベーションアップは望めません。従業員一人一人が会社の一員として積極的にかかわり、会社が自分を必要としているという気持ちを従業員に抱かせることが、モチベーションアップに繋がります。

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