歓迎会は、段取りよく行うことが大切です。歓迎会は、お酒も入り、気持ちも緩みがちですが、最初と最後の挨拶はきちんと行えると、締りが良くなります。特に、歓迎会での閉会時の挨拶は、今日の会が誰のために、何のために開かれたのかということを会場の皆さんに再認識してもらう重要な役割。
閉会の挨拶がないと、全体的に何の会だったのかということがあやふやになってしまいがち。そのためにも、歓迎会での閉会の挨拶はきちんとできるようにしておくべきです。職場にどのような立場の人を迎えるのかにより、挨拶の文章も下記のように変えましょう。
1. 新入社員を迎えるための歓迎会の場合
新入社員を迎える場合には、会社全体で大きな歓迎会をすることもあります。しかし、多くはそれぞれの部や課ごとに行われることも多いでしょう。その場合も、会社として新入社員を迎えるということを頭において、挨拶文を考えるといいです。
歓迎会は、和やかな場になるように心がけ、新入社員に期待していて、一緒に働けることが嬉しいという気持ちを伝えます。新入社員という立場上、緊張をしている人が多いと思いますので、あまり堅苦しくならないように気をつけましょう。
まずは、新入社員の方の名前などを伝え、どこの配属先になるのかという部分から挨拶に入り、次に配属先がどのような仕事をする場所なのかを語ります。そして、社会人になり、身に着けてほしいマナーや行動などを挨拶の中に入れてください。最後には、一緒に同じ職場で頑張っていこうというような励ましの言葉で締めます。
2. 人事異動による転任者を迎えるための歓迎会の場合
同じ会社で働いていた人ではありますが、人事異動により今までとは違う環境で働く人を迎える歓迎会の場合もあります。環境が変わることで転任者も不安を抱えていますので、歓迎会で暖かく迎え入れる雰囲気を作りましょう。また、人事異動で迎え入れる人は、前の職場では、どんな仕事を担当してやってきたのか、勤続何年目なのかなどの情報は、事前に調べておきましょう。そして、今後、こちらの新しい環境で前の経験を活かして活躍してほしいということを伝えると、良い励ましの言葉になります。
まずは、転任者の以前の支店名や担当していた仕事内容から始め、転任者を迎えることで、さらに今の職場が活性化することができるなどの期待や希望を伝えます。最後には、転任者にわからないことは何でも聞いてほしいとか、職場の皆さんが転任者に優しく対応できるようにということを伝えて、結びの言葉にしましょう。
挨拶がきちんとできれば、どのような立場で新しい職場に行っても余計な心配はいりません。歓迎会の閉会の挨拶は、社会人としてきちんとできるように、上記のことを頭に入れておきましょう。
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