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社会人が長期の留学の前に準備しておきたい3つのこと

Shingo Hirono

2014/04/01(最終更新日:2014/04/01)


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by Drnantu
 海外の文化に接しながら、様々なことが学べる留学は、人生を有意義なものにする非常に価値ある経験と言えます。留学で日本国内から海外へと視野を広げ、グローバルな考え方や思考法を身につけることは、これからますます進んでいく国際化に対応するための成長の手段として重要な意味を持つでしょう。

 社会人が留学する場合、事前にしっかりと準備をしておくことが留学を成功するカギになります。準備を整えることにやり過ぎはありません。しっかり綿密な準備をして留学に備えてください。今回は、社会人が長期の留学をする場合に準備しておきたいことについて解説します。

1. 留学先での生活に備える

 長期留学では、一定期間現地で生活することになります。現地の生活環境や生活習慣などを調べ、生活基盤が安定したものになるよう準備しておかなくてはいけません。生活の基礎となるのが現地での住居。

 留学プランによっては寮やホームステイがセットになっているプランもありますが、住居がプランに含まれていない場合は自分で探さなければなりません。不慣れな海外で住宅を探すのはなかなか難しいものですから、コーディネーターに相談したり留学経験者に聞いたりして良い住居を調べましょう。

 住宅以外の生活環境も大切なポイントです。毎日の食事をどうするのか、家具や家電の準備は必要か、買い物出来る店や病院はあるのかといった生活の基本となることはできるだけ事前に調べて、しっかり準備しておくことが重要です。

2. 費用の準備をする

 長期留学には安くはない費用が掛かります。費用が準備できなければ、留学はできません。自分の希望する国に長期留学には、どの程度の費用が掛かるのかを調べ、必要な金額をしっかり貯金しておきましょう。長期留学といっても色々な方法があり、すべての費用がパックになったプランから、必要なものは自分で手配するプランまで、それぞれ準備すべき金額は異なります。自分が予定しているプランにあった費用を準備すべきです。

 留学する時は初期費用だけを用意して現地での生活費は現地で働いて稼ぐ、という方法もあります。現地で仕事をすることで、より実践的に語学を学ぶことができますが、留学生が現地で仕事を探すのは難しく、留学を理由としたビザで働くことができない国も多数あります。現地で働くことを予定している方は、ビザの仕組みをよく調べておくことが必要でしょう。

 留学の費用は、当初の予定をオーバーすることがほとんど。費用はある程度、余裕を見て準備しておかないと、現地での留学途中で資金が底をついてしまいます。ぎりぎりの資金繰りは失敗のもと。必ず余裕を持った資金計画を立てましょう。

3. 万一に備える

 どんなに安全な国に留学しても、万一のトラブルを100%防ぐことは不可能です。何かトラブルがあってもいいように、しっかりと準備しておいてください。

 ほとんどの国では、日本に比べて高額の医療費を請求されます。手術が必要になった場合は、簡単な手術でも数百万円必要になることも珍しくありません。留学生を対象にした保険に加入することは、トラブル対策の基本。保険がパックになった留学パックプランもありますが、限度額が低いプランでは損害をカバーしきれない可能性があります。必ず保険内容を詳しくチェックして、損害を完全にカバーできるよう準備しておきましょう。

 万一のトラブルで力を発揮するのが、携帯電話。日本の携帯電話は、そのまま使用できないので、現地で購入するか、あらかじめSIMフリーの端末を用意しておく必要があります。海外のキャリアの契約プランは、日本よりもずっとシンプルなので契約で戸惑うことはあまりないでしょうが、留学先のキャリア事情を調べて準備しておくと、現地で戸惑わずに済みます。


 海外留学ではどれだけ事前に準備していたとしても、現地で実際に経験してみると戸惑うような体験ばかりです。準備をするのは重要ですが、それだけでは安心できません。大切なのは、何か予定外の事態に直面した時の判断力と行動力。事前の準備はトラブルの可能性を低下させ、判断の助けとなってくれます。しっかりと準備して、充実した長期留学を実現させましょう。

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