転職先では、一刻も早く新しい仕事に慣れる必要があります。今までと同じ業種だからといって、仕事の進め方まで同じということはありません。どんな仕事でも職場によって仕事のやり方には違いがあるため、早く仕事を覚えて戦力になるよう努力すべきでしょう。今回は、転職先で新しい仕事を覚えるときの覚え方を紹介します。
過去のやり方を押し付けない
仕事のやり方は職場によって異なります。前の職場とやり方が異なるからといって、自分流のやり方を押し付けてはいけません。効率が悪く思えても、そのやり方が職場に浸透していれば、自分だけ違うやり方を持ち込んでしまうと混乱の原因になってしまうでしょう。仕事のやり方を変えたいのであれば、改善提案という形で提案する必要があります。
やり方を変えることで、どのようなメリットが生まれるかを具体的に説明することができれば、提案を受け入れてもらい、業務が改善されるかもしれません。知識をひけらかすのではなく、「こんなやり方もあるのでは…」と知識を提供する形をとれば、反発を招くことはないでしょう。自分の勝手な判断でやり方を変えるのは慎み、必ず新しい職場のやり方を覚えた上で問題点があれば、修正するようにしましょう。
謙虚な姿勢を心がける
新しい職場で仕事を覚えるときは、指導担当者に指導を受けることになります。以前の仕事が同じ職種であった場合、すでに知っていることを指導される可能性もあるでしょう。そんな時に、これくらい知っている、という尊大な態度をとってしまうと指導してくれている先輩社員に不快感を与えてしまいます。指導を受けるときは真摯な姿勢で臨み、反論や口答えをしないようにすべきです。
たとえ悪気が無かったとしても、過去の職場と比較して新しい職場を非難したり貶めるような発言をしてはいけません。まだこんな機械を使っているんですね、といったような不用意な一言が、相手に大きな不快感を与えることになります。悪気が無いからといって発言が正当化されることはありません。仕事の合間を縫って指導してくれているのですから、感謝の気持ちと謙虚さを忘れないようにしましょう。
何度も質問しない
疑問点や分からないことがあればどんどん質問すべきですが、同じことを何度も質問していると仕事を覚える気が無いように思われてしまいます。質問する度に相手の仕事を中断させることになるのですから、何か質問をしたときは教わったことを必ずメモし、再びわからなくなった時はメモを見れば解決できるようにしておきましょう。何度も質問しないように注意するのはいいのですが、逆にまったく質問しないのも問題です。
曖昧な点をはっきりさせず、思い込みで行動してしまうと、大きなミスを招いてしまいかねません。一見、些細に思える事でも、誤った対処をすれば大きな影響を引き起こす可能性は十分に考えられます。分からないことがあったらためらわずに質問するようにしましょう。
新しい仕事を覚えるときに重要なのは、確実性。早く仕事をこなそうとする姿勢は、好感が持てますが、急ぐあまりに思い込みで行動してしまうと大きなミスに繋がります。確実に仕事を覚えるためには、わからないことを素直に尋ねる謙虚さが求められます。
仕事を早く覚えようとする努力の姿勢を示せば、周囲の人たちも必ず協力的な態度をとってくれるはず。周囲の協力に感謝しつつ、早く仕事を覚えて一人前になれるよう努力していきましょう。
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