企業の採用面接において、面接日の日時調整は面接官や採用担当者への第一印象にも繋がるため、注意をしなければいけません。採用担当者から見て、応募者がメールや電話等のやりとりがスムーズにできる人物かどうかは、コミュニケーション能力を測る上で、1つの重要指標とも言えます。
面接の時間を決める際に、企業が「選択肢の中から希望時間を答えるパターン」が一番多いですが、これ以外にも 「希望時間を聞かれるパターン」があります。各パターンに応じて、適切なコミュニケーションをとれるようにするためにも、ここでは面接の希望時間を選ぶ際に気をつけるべきことを紹介していきます。
1. 優先順位をつけて複数回答する
企業の採用担当者から面接時間を複数提示されたとします。3つ程度提示されるケースが一般的でしょう。その際の回答方法としては、“ 第一希望、○月○日△時、第二希望、○月○日△時”といった形で、提示された中で優先順位をつけて回答していくようにしましょう。
面接担当者は、複数の応募者とやりとりをしていることが多く、もちろんあなた以外にも平行して時間調整しているのです。優先順位をつけて回答することで、面接担当者側で、万一、第一希望の時間帯で他の応募者とバッティングしてしまったとしても、別の時間ですぐに調整が可能となります。
面接担当者の状況を汲み取り、回答できることが、「相手の立場にたったコミュニケーション」と言えます。これは相手と良好な関係を構築していく上で大切です。何より第一印象の場では細心の注意を心掛けることが懸命でしょう。
2.希望時間を答える際は3つ程度提示する
面接担当者から、希望日や時間を聞かれるケースがあります。その際には、まず3つ程度可能な時間帯を回答しましょう。その際に気を付けることとしては、時間帯にある程度バリエーションを持たせることです。例えば1つを午前の時間帯にし、もう1つを午後の早目の時間帯、そして最後は夕方、といった形です。
面接官によって業務の幅や量は異なりますが、新卒採用などをメインで行う面接官で午前中はほぼ毎日入社説明会をやっていて忙しい、といったケースもあります。こうした状況は志望者には見えない部分ですが、仕事をする人には忙しい時間帯などの波があるもの。相手の状況が見えないからこそ、色んなバリエーションを提示してあげることが大事なのです。
また、時間帯の幅を提示する上で大きく3つに絞る話をしましたが、午前だからといって、10時前の時間帯にしたり、午後だからと言って、13時に設定したりすることも避けましょう。応募先企業の始業時間が10時であったら失礼にあたりますし、朝礼などを行う時間を避けるといった配慮もしましょう。
以上、面接の希望時間を選ぶ際に気をつけるべきことを述べてきました。相手の時間をいただくことへの感謝の気持ちや心配り、そういった面を忘れないようにしましょう。
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