書類の整理が苦手な人には、大きく分けると2つのタイプがあるのではないでしょうか。1つは面倒くさがりの性格で、ついつい整理を後回しにして、結果、机の上に書類が山積みになってしまうというタイプ。もう1つは、「どうやって整理したらいいかわからない」というタイプ。ここではその両方のタイプに役立つ、逆転の発想の整理術を紹介します。
書類の山を見つめていても、整理はできない
整理の苦手な人は、書類の山を見ながらため息をつくことが多いでしょう。「この書類をどうやって整理したらいいか…」と頭を抱える人もいれば、「整理しなければいけないことはわかっているけど、面倒くさいから…」とため息をつく人もいると思います。
書類を見つめてため息をついていても、いつまでも前へ進めません。とにかく行動を起こさなければなりませんが、そのためには「整理に対するモチベーション」を高めることが絶対条件になります。
逆転の発想で「入れ物選び」から始める
そこでお勧めしたいのが、書類の山から離れ、文具店へ行くことです。ステーショナリーの専門店のほかにも、デパートやショッピングセンター、ホームセンターなどは文具類が充実しています。
ですから、まずは文具店などに行って、書類を整理するための商品をチェックするのです。クリアファイルやボックス型のファイル、綴じ込み式のものなどなど、まさに千差万別。それらをチェックしながら、自分が溜め込んでいる資料を実際にそのグッズを使って整理することをイメージしてみましょう。
「このファイルで整理すると、あの種類の書類は整理しにくいな…」とか「このボックス型のファイルなら、あの会議資料が整理しやすい」というように、イメージしながら吟味するのです。
書類を前に「どんなファイルを買ったらいいか」と考えるよりも、「入れ物」の方を見ながら考えたほうが、ずっとモチベーションが上がるはず。なぜなら、書類を見ても面白くないけれど、ステーショナリーを見ていると楽しいからです。楽しいだけでなく、実際の整理に適切な商品も選びやすいという大きなメリットもあります。
気に入ったファイルを選択したら、とりあえずその商品を1つだけ買いましょう。そして、デスクに戻って、その商品に整理してみるのです。最初からたくさん買って、一気に整理してしまおうとすると、たいてい失敗します。途中で嫌になってしまうからです。まずは1つのファイルにだけ整理してみる。それで上手くいくようだったら、必要な分だけ追加で購入する。こうすれば、苦痛をほとんど感じないで、いつのまにか書類が片付いているでしょう。
書類整理が苦手な人にとって大切なのは、モチベーションです。苦手意識が強ければ強いほど、そのモチベーションは低くなります。それを解決するのが、「入れ物選びから始める」という方法。ぜひ、試してみてください。
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