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面接時に自己紹介から自己PRへと上手く繋げる流れ

Toshiaki Arai

2014/03/28(最終更新日:2014/03/28)


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面接時に自己紹介から自己PRへと上手く繋げる流れ 1番目の画像
 面接において「まずは簡単な自己紹介をお願い致します。」と言われるのはどの会社においても基本と言えます。その際に、過去の経験やキャリアに即して語るのが一般的な自己紹介です。そして多くの人が時系列に、そして簡潔にまとめられているかどうかといった視点を持って語っていることでしょう。

 しかし、この自己紹介をする場面では、注意しなければいけない点があります。面接官は「経歴は履歴書を見ればわかる」ということです。履歴書に乗っている通りに自己紹介をしても、面接官にとっては全て知っていること。大切なのは、相手の興味を引きつける内容を自己紹介に盛り込むこと、自己紹介を通じて上手に自己PRへと繋げられるかどうかということです。自己紹介から自己PRへの自然な流れに移行させるには、コツがありますので以下に説明していきます。 

自己紹介時に数値を交える

 数値というのは客観的事実であり、1つの分かりやすい成果でもあります。その成果を語ることは最大の自己PRであるとも言えます。例えば、営業経験がある人なら、何年経験があり、その間にどれだけの目標を達成し、いくら売上たのかなど。こういったものはすべて事実であり、例え初対面の人であっても、その数字の良し悪しはある程度判断できるものとなります。嫌味の無いPRのコツとしては、語る数値は1つに絞ることです。趣旨はあくまでも自己紹介ですので、あれもこれも語ると、質問を理解できていない人と判断される可能性があります。

 また、冒頭で、経歴は履歴書(職務経歴書)を見ればわかる、と言いましたが、本当にアピールすべき点なら、改めて自分の口から伝え強調することもプラスです。その際に、面接官に“くどい”と思われるリスクがありそうならば、「書類にも記載させていただきましたが」と一言加えた上で話を始めるのも悪くありません。

表彰歴を添える

 前段で、数値を1つに絞って、自然な自己PRに繋げる話をしましたが、表彰歴も自然なPRの1つです。数値の代わりに、上手く織り交ぜて自己紹介することも効果的な自己PRの方法と言えます。例えばMVPを取った実績があれば、それは数値よりも説得性が増すでしょう。

 表彰とは少し性質が異なりますが、社内で新規プロジェクトを提案して、その業務に従事してきた経験があれば、それを自己紹介に含めて伝えることは自然なアピールの流れと言えます。数値や表彰という枠に当てはめると、見つけにくいという人もいますが、自分自身の経歴や実績を見直してみましょう。単に数値化されていないだけであったり、表彰状をもらっていないだけで、評価に値する事実というのもあります。それを上手く自己紹介に織り交ぜることで、自然な自己PRが完成するでしょう。



 以上が、面接時に自己紹介から自己PRへと上手く繋げる流れとコツです。PRをする上で重要な箇所や強調したい部分は、ゆっくり話すなど、スピードに強弱をつけることも意識して、最大限アピールしていきましょう。

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