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キャリアアップを目指す人が面接ですべき質問

Toshiaki Arai

2014/03/28(最終更新日:2014/03/28)


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キャリアアップを目指す人が面接ですべき質問 1番目の画像
 昔と違い、いくら終身雇用の会社であっても自分のキャリアアップの為、もしくはより自分に合った良い条件を求めて転職する人がかなり増えてきました。転職すれば絶対成功するという訳でも無く、これまでの保証された安定を捨ててステップアップを目指すのですから、それなりにリスキーなものである事は確かです。ですが、このままずっと満足のいかない日常を変わりなく続けていく事を考えると、転職してキャリアアップを図りたいと、思い切って挑戦する人もいるでしょう。 今回はキャリアアップを目指す人が、いざ面接の場で、先方へ尋ねるべき質問について取り上げてみましょう。

質問その1:CSR(企業理念 or ビジョン)

 面接の質問でまず一番大切にしたい質問は、今般CSR(企業の社会的責任)と呼ばれる事もある”企業理念”やビジョン”についてです。会社自体のものもそうですし、大きな企業であれば、部門別のものもあります。 例えば日本の大手自動車メーカー、トヨタのCSRは「人・社会・地球環境との調和を図り、
モノづくりを通して持続可能な社会の実現を目指して」です。 何故これが大事なのかと言うと、CSRが無い所に成功はありえないからです。キャリアップを目指すのであれば、そのCSRに共感し共に向かって走っていきたいと思えるかが大切になってきます。

 加えて大事な事は、そのCSRと自分のやりたい事がリンクするかどうかという事を考えることです。 これはシンプルな事ですが、非常に大事です。何故なら、企業のCSRや自分の応募している部門のビジョンなどは、結局自分の毎日の業務にブレイクダウンされてきているのです。CSRと自分の理想がリンクしているのであれば、モチベーションも高く仕事に望むことができます。 大企業であれば、会社のウェブサイトにのせている場合が大半ですので、のっている場合に敢えて質問すると、応募している企業への予習もしてきていない応募者と思われますので、その点は注意して頂きたい所です。

質問その2:具体的な成功事例 

 応募している会社で、もしくは部門内で、これまでに起こった最大の成功事例を聞いてみるという事です。この具体例を尋ねる理由は、会社としてそういった成功事例に重きを置き、そういったものを社員全員で共有しているかどうかが、すぐわかるという利点がまず一点目になります。

 二点目の理由としては、どういった可能性がその会社にあるのかを探るきっかけになるという事です。例えば平社員が一発大当たりの営業成績を上げて、主任等の役職へ異例のスピード出世になったとか、成功事例が社内で認められやすい雰囲気になっているか、挑戦し甲斐はありそうか、等を探る意味も含まれています。 キャリアアップをしたいと面接で言えば、色々と質問攻めに合う事でしょう。ですが、受動的な志望者では無く、能動的に色々な質問を投げかける事で、こちらの熱意が面接官に伝わる事は言うまでもありません。面接は志望者が会社を見極める場所でもあるのです。



 ここではキャリアアップを目指す人が面接ですべき質問に関して解説してきました。自分の思い描いたキャリアを辿りたいのであれば、会社側の要求を鵜呑みにするのでなく、常に能動的なアクションが求められます。人生は自分のものですので、会社と志望者がしっかりとお互いに理解した上で新たな仕事に就くことが理想です。

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