海外企業とやり取りがある仕事の場合、英語で仕事の依頼メールを作成することもあるのではないでしょうか。
英語でのメールは難しく思えますが、英語の正しい言い回しさえ覚えられれば、仕事の依頼もスムーズに行えます。
本記事では、英語のビジネスメールで仕事の依頼をするときのポイントを紹介します。
- 英語で仕事の依頼をするコツと使えるフレーズ
- 受領確認の連絡を貰うための英語表現
- 相手の仕事への感謝の言葉の伝え方
英語で仕事の依頼をするコツと使えるフレーズ
仕事の依頼のメールを作成する際は相手に失礼のないように、丁寧な文章を心がけることが大切です。
とはいえ、英語となるとなかなか丁寧な言葉が浮かばないかもしれません。
以下で紹介する丁寧な英語の言い回しを参考にメールを作成してみましょう。
仕事を依頼するコツ①:相手に合わせてフォーマル度を変える
英語のメールでも普段のビジネスメールと基本のマナーは変わりません。文章のフォーマル度は相手によって使い分けるようにしましょう。
部下や同僚などの親しい間柄にはカジュアルな表現、上司にはフォーマルな表現を使います。
カジュアルな表現であれば、「Can you〜?」や「Do you mind〜?」を使って、仕事を依頼できますが、ビジネスシーンでは大抵の場合、丁寧な英語表現を使うことが好ましいとされています。
「外国人だから英語ができなくてもしょうがない」とは思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし一歩間違えると、ただ「失礼な人」「ビジネスマナーがなっていない人」「コミュニケーションがとりにくい人」だと思われてしまい、仕事を進めることが難しくなることも。
次に紹介するフォーマルな英語の言い回しを覚えてビジネスシーンで利用してみてください。
仕事を依頼するコツ②:丁寧な表現を使って仕事の依頼をする
丁寧な英語表現の基本は「would」「could」を使うことです。
仕事の依頼をするときには、「Would/Could you〜?」のように、疑問形にして使いましょう。
疑問形にして聞くことで相手に「No」と言える余地を与えられると、相手のことを気づかえる人という印象を与えられます。
「Would/Coud you〜?」は英語の丁寧な言い回しに悩んだときに役立つので、必ず覚えておきましょう。
- Would you send me the document?(書類を送っていただけますか?)
- Could you finish this project by next week?(来週までにプロジェクトを終わらせていただけますか?)
仕事の依頼に使えるその他の英語フレーズ
「Would/Could you〜?」以外にも、仕事の依頼をする際に使える英語表現があります。
毎回同じフレーズを使うよりも、その他の丁寧な英語表現も合わせて使うと、レパートリーが増えて表現も豊かになります。
ぜひ、以下にまとめた仕事の依頼に使える英語例文の一覧を参考にしてみてください。
- Would you mind sending me your business plan?(ビジネスプランをメールで送っていただけますか?)
- I was wondering if you could turn in the documents as soon as possible.(できるだけはやく書類を提出していただけますか?)
- I would appreciate it if you could do presentation about new products next week.(新しい製品について来週プレゼンをしていただけませんか?)
- Would it be possible to give me the documents tomorrow?(明日書類を渡していただくことは可能でしょうか?)
資料の確認を依頼する際の英語フレーズ
仕事の依頼の中に、資料の確認を依頼するケースもあるのではないでしょうか。
上記で覚えた依頼の表現を用いて、実際に資料の確認を依頼する表現をご紹介します。
メールに資料を添付する場合は、「attach」という英単語を使います。このような英語表現を覚えておくことで、英語でのビジネスメールが楽に書けるようになりますよ。
- Please have a look at the attached file.(添付したファイルに目を通してください。)
- I have attached the document. (書類を添付しました。)
- Please find the attached document you asked for.(求めていた書類を添付したので確認をお願いします。)
資料の確認を依頼するときには何を送信したのか明確に記載する
資料の確認を依頼する際は、送信した資料を明確に記載する必要があります。
資料を記載しておけば、相手はどのような資料を送られてきたか明確に把握できるためです。
下記では、どんな資料を送ったのか相手にわかりやすく伝える例文を、日本語と英語の場合に分けて紹介していきます。
日本語で表記する場合
まずは資料を送付したときに、日本語ではどのように書くのか確認してみましょう。
- 添付いたしました書類は下記の通りです。
1. 御見積書No.00001 (2枚)
2. インボイスコピーref. no. 140315 (1枚)
3. 付属品内訳書(3枚)
英語で表記する場合
では、上記の内容を英語で書くとどのようになるのでしょうか。
- Please kindly be informed the attached documents as following.
1. Quotation No. 00001 (2 sheets)
2. Copy of Invoice, ref. no. 140315 (1 sheet)
3. Contents of the accessories (3 sheets)
上記の様に添付した資料の名前とそのページ数を明記しておけば、一枚スキップして送り忘れた場合、受け取った側から直ぐに、この書類が届いていないと連絡がもらえます。
また、見積書やインボイスには関連番号(reference number)が付いているので、関連番号も明記して置けば連絡もより正確なものになります。
資料の確認を依頼するときには相手先より受領確認の連絡を貰う
メールは送ったけれど、送られた相手先はきちんと確認してくれたのか気になる人もいるでしょう。
「相手から確かに書類を受け取りました」と連絡が入ってくるようにするためには、送信する際、末尾に下記の様な文言を書き添えます。
下記の文言を参考にして、受領確認メールをもらいましょう。
日本語で表記する場合
相手先から受領確認メールをもらいたい旨を伝えるなら、「添付いたしました書類の受領確認されましたら、折り返しお知らせくださいます様お願いいたします」などと伝える方が多いのではないでしょうか。
では英語ではどのように伝えるのがいいのでしょうか。
英語で表記する場合
相手先から受領確認メールをもらいたい旨を英語で表記する方法は以下の通りです。
Please kindly let me know your acknowledgement of the receipt for attached documents by return.
相手から受領確認メールを貰いたい場合は、この文章をメールの最後または冒頭に書きましょう。
受け取った側はこの一文を見て、確かに受け取りましたと連絡をしてくれるはずです。
仕事の依頼には丁寧な英語で感謝の言葉も忘れずに
では最後に、依頼した仕事を完了した報告をもらったときの返信方法について確認しておきましょう。
依頼した仕事をこなしてくれたお礼が「Thank you」だけでは何か物足りないと感じるかもしれません。
感謝の気持ちを伝えたいとき、ワンランク上のお礼の英語表現も使えるとビジネスでも役に立ちます。
下記のお礼の表現を覚えておきましょう。
- Thank you for your help.(あなたの手助けに感謝いたします。)
- It helps a lot.(すごく助かりました。)
- I appreciate it.(それはとてもありがたいです。)
英語で確認依頼をする際のフレーズを活用しよう
- 相手に合わせて英語表現のフォーマル度を変える
- 「would」や「could」を使って丁寧に仕事を依頼する
- どのような資料をおくったのかを詳細に書く
英語でビジネスメールを送ることは慣れていないと難しく感じるでしょう。
「Would you mind 〜ing」や「I was wondering if you could 〜」のような、よく使われる表現を覚えれば、英語でメールを送ることも難しくなくなるはずです。
少しずつ語彙を増やし、相手に伝わる丁寧な英語ビジネスメールを書いてください。
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