転職希望者が、企業側と約束した面接を自ら辞退する、というシーンも時にはあるでしょう。それには、様々な理由が考えられますが、多いのは先に面接した会社から内定通知が届いたというケース。その会社への入社を決断した時点で、就職活動は終了したわけです。
となると、面接の約束をしている会社に辞退の連絡をしなければなりません。その際、メールではなく直接担当者に電話で伝えるのが、基本的なマナー。それではいつ連絡をすればいいのか。ここでは適切な時間帯と、避けたほうがいい時間帯を紹介します。
避けたほうがいい時間帯
転職者には社会経験があります。これが学生にはないメリット。ですから、自分の社会経験、組織で働いた経験をここで活かすべきでしょう。
面接担当者は多くの場合、人事部に勤務しているもの。内勤が基本でしょうから、電話連絡がしやすい相手ではあります。そのため、面接中でない限り、何時に電話してもいいように感じてしまうかもしれません。しかし、迷惑な時間帯があることを、社会経験のある人なら知っているはず。「面接辞退」という、先方にとってうれしくない電話なのですから、迷惑と感じさせないよう、十分に配慮しなければなりません。
避けたほうがいい時間帯は、「始業直後」「昼休みの直前と直後」「退社間際」の4つです。「さあ、仕事をはじめよう」と思っているところに、面接辞退の電話が入るのは気持ちのよいものではありませんし、そろそろ終業というときに、そうした電話対応を先方にさせるのも失礼です。
適切な時間帯
ですから、上記の時間帯以外なら、いつ連絡しても失礼ということにはなりません。しかし、「より適切な時間帯」というものもあります。その時期、面接担当者は複数の面接を日替わりで行っていると考えていいでしょう。面接は午前中に行うことのほうが多いもの。また、夕方に面接というケースは少ないでしょう。ですから、午後3時前後が仕事も落ち着いていて、辞退の連絡が入っても無理なく対応していただける時間帯と言えます。
ただ、「少しでも早く伝えたい」という気持ちが、こちらにはあるでしょう。午前中に連絡するなら、始業時間の1時間後をめどに、連絡するといいでしょう。ただし、その時間帯は担当者が席にいないことも十分考えられます。もし不在であれば、電話に出た方に自分の名前と「面接の件でお電話しました。また後ほど、こちらから改めて連絡させていただきます」と伝えるようにします。
最後になりますが、面接を辞退した段階で、一応その会社や担当者との縁はなくなるわけです。しかし、人間どこでどのような繋がりができるかわかりません。失礼のない連絡をすることは、社会人としてのマナーというだけではなく、後に生まれるかもしれない新しい縁のためにも、大切なことだと認識しておくべきでしょう。
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