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ベンチャー企業がベンチャーキャピタルから「資金調達」をする時の一連の流れ

Shingo Hirono

2014/03/29(最終更新日:2014/03/29)


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by kenteegardin
 ベンチャー企業がベンチャーキャピタルから資金を調達するには、ある一定の流れがあります。起業をしてベンチャーキャピタルからの資金調達を考える場合、最低限この一連の流れは知っておくべきでしょう。そこで今回は、ベンチャーキャピタルから資金調達する流れを順を追って説明していきたいと思います。

1. コンタクト

 まずベンチャーキャピタルとコンタクトをとるところから始まります。この流れには決まった型はありません。自ら連絡をして売り込んだり、自社ホームページやベンチャーキャピタルの目に留まりそうなサイトなどに事業計画の情報を置いたりと、やり方はいくつもあります。

 また、ベンチャー企業とベンチャーキャピタルの出会いの場を提供しているイベントなどもあります。ここで大事なことは、まず動くということ。そして、使えるネットワークをすべて駆使してベンチャーキャピタルとの接点を探ることが大切です。

2. プレゼン

 ベンチャーキャピタルとコンタクトを取ることができたら、そのベンチャーキャピタルに対してプレゼンをし、資金調達をしたい事業を売り込みます。どのようなビジネスモデルの事業にどれだけの資金が必要なのかを的確に説明し、熱意をアピールするのです。

 ここではベンチャーキャピタルの反応を見ながら、メリハリのあるプレゼンを行います。場合によっては、同じベンチャーキャピタルでも何度も色々な相手に行うこともあるでしょう。プレゼンは資金調達を行う上で、最も大切と言えるポイントの一つ。このプレゼンで、ベンチャーキャピタルが社内審査を行うかどうか決めます。

3. 審査

 ベンチャーキャピタルで資金提供可能と判定された場合、内定となって、今度はベンチャーキャピタルの社内審査(デューデリジェンス)が行われます。審査は事業そのもの、会計、組織など様々な面から行われます。

 ベンチャーキャピタルにもよりますが、いくら事業が優れていると判断されても会計上に不備があれば審査が通らない場合もあるので注意しましょう。また、その時のマクロ経済環境も審査に影響し、景気が冷え込んでいるときは審査に通りにくいことも。

4. 出資・支援

 審査に通ると、いよいよ出資です。ベンチャーキャピタルによって金銭的な出資だけの場合もありますし、ハンズオンで様々な支援を行う場合もあります。

 この段階になると、ベンチャーキャピタルは、回収までの期間内にいかに企業価値を上げるか、ということを重点に置き始めます。ベンチャー企業はベンチャーキャピタルから資金調達している以上、その期待に応えなければなりません。


 ベンチャー企業からの資金調達は、このような流れで行われます。用意周到に準備をして、熱意を持って行動することが何より大切と言えるでしょう。

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