クライアント回りを新入社員と一緒に行う場合、もちろん仕事の内容を伝えていく事も重要ですが、失礼が無い様に出来るかどうかという事に対して結構上司は神経を使うものでしょう。そのためクライアント回りをする前には、新入社員に挨拶の仕方や立ち振る舞い、また椅子への座り方や座る場所などをこと細かに指導する事でしょう。
しかし、そんな指導も新入社員が遅刻をしてしまったら元も子もありません。ではこの場合、どの様な謝り方をすれば良いのでしょうか。
自分の責任は自分でとる
社会人になるという事は、未成年の様に親の監督下におかれている訳ではありません。未成年であっても社会に出る人も多くいますが、例え未成年であっても社会人として社会に出ているのであれば、やはり社会人としてのルールを守らなければなりません。
社会人とは、自分の行動の責任を自分で取れる人です。そのため、新入社員であっても自分が遅刻した事に対する責任は自分できちんと取らなければなりませんので、上司が代わりに謝る事は控えましょう。
新入社員が、誠心誠意、クライアントに向かって自分の言葉で謝罪をします。理由を聞いてくれるクライアントが居るかもしれませんが、どんな理由であっても遅刻した事には変わりありませんので、理由は上司に伝える事としてクライアントには「自分の不注意で」とだけ伝えましょう。
ただ、今までのクライアントと自社の関係性から理由を伝えても「言い訳だ」とならない様であり、上司から詳しく説明する様に指示をされたら、きちんと理由を伝えましょう。それが、寝坊だとかの本当に個人的な不注意であったとしても、嘘を伝える事は避けましょう。
同行者としても謝る
部下の個人的なミスによる遅刻だとしても、その訪問は個人的ではなく会社の看板を背負っている訳ですから、その場合は会社として上司も一緒に謝罪をする必要があるでしょう。
一人に社会人として扱い「自分のミスは自分で取り返す様に後で指導しておきます」や「どうすれば二度と同じ事を繰り返さないか、きちんと指導しておきます」など、すぐに考えられる改善策をクライアントに一言伝える謝り方をして下さい。決して新入社員のせいだけにする様な話し方はしてはいけません。これをすると、新入社員としては上司への信頼を失ってしまいます。
上司へも謝る
新入社員は、クライアントへはもちろんですが、迷惑をかけてしまった上司へもしっかりと謝る様にしましょう。どんな事を言われるかは上司の性質によって大きく異なるでしょうが、自分のした事をしっかり受け止めて二度と繰り返さないという決意をもって上司に謝罪する様にしましょう。
この時、上司がクライアント先に話した様にその時考えられる改善策を述べる事も出来るでしょう。
人間は不完全な生き物なので、誰でも間違いを犯します。問題は、間違いを犯した後にどの様な対応をするか、まだ努力を行うかです。
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