担当している仕事について、その進捗状況の説明を上司から求められることがあります。本来は上司に聞かれる前に、自分からタイミングを計って報告すべきでしょう。上司は「あの仕事、どうなってるんだ?」と思うからこそ、説明を求めるわけです。余程、心して報告しないと、上司が怒る事態になってしまうでしょう。ここでは、「こういう報告をすると上司は怒る」という例を3つ紹介します。
1. 自分の仕事をきちんと把握できていない
もっとも多いのが、進捗状況を論理的に説明できないというケースです。「進捗状況は?」と聞かれて、ただ「順調です」と報告しても、上司は納得しません。
現在の状況、これまでに達成できたこと、課題となっていること、最終的な完了時間のめどなどを論理的に説明しなければいけません。
それができないのはどうしてか。それは、「そもそも仕事をきちんと把握できていない。その全体像が見えておらず、そのため、自分は今どの地点にいるかの判断ができない」からです。これでは上司が怒るのは当然でしょう。
そうならないためには、目の前の仕事をただこなしていくのではなく、常に仕事の全体像を捉え「現時点」を意識しながら進めること。
それを、習慣にするといいでしょう。その意識を持っていれば、いつ上司から報告を求められても、進捗状況を論理的に説明できるはずです。
2. 根拠のない楽観論
それから、根拠のないプラス思考で、楽観的な報告をする例も少なくありません。
「ここまで進捗しました」と報告した時、上司から「そんなペースで期限内に完了できるのか?」と質問されたとしましょう。
その質問をする上司は「まだここまでしか進捗していない」と状況を判断し、心配しているわけです。
それに対して、「大丈夫です。これからペースアップしていきますから」と答えれば、おそらく上司は「考えが甘い。根拠のない楽観論だ」と怒るでしょう。
悲観的になれと言っているのではありません。状況を正確に、客観的に捉えないと、上司の反感を買うことになります。
3. 聞き苦しい言い訳
もう1つのNGは、聞き苦しい言い訳です。
予定より進捗が遅れている場合に、「なぜ遅れているのか」の説明を求められることがあります。
その時には、仕事の進め方のどこに問題があるのかを自己分析し、その改善策を提示しなければなりません。
ところが、遅れていることを他者のせいにしたり、仕事そのもののせいにしたり、要するに「自分のせいではない」という言い訳をする人が、意外に多いのです。
そんな言い訳を耳にすれば、上司は感情的になって怒るでしょう。
冒頭にも触れたとおり、仕事の進捗状況は、できれば自発的に上司にすべきです。
そういう心構えでいれば、いつ何時上司から聞かれてもきちんとした報告ができるはず。少なくても上司が怒るようなことにはならずに済むでしょう。
上司との人間関係がどうしてもうまくいかない人へ
上司との人間関係が悪く、どんな報告の仕方をしても怒られてしまう……という人もいるのではないだろうか。
一度上司との人間関係が悪化してしまうと、改善するのには時間がかかる。
ストレスが溜まるだけの環境で働いていると、業務能力が上がらないどころか、心や体を壊してしまうという結果を招きかねない。
もし「どうしても今の環境では働けない」と感じるのであれば、無理して続けるのではなく、新しい環境を探してみるのもいいだろう。
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