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意思決定で多数決を決め方として採用することのメリットとデメリット

Tobayashi

2014/03/30(最終更新日:2014/03/30)


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意思決定で多数決を決め方として採用することのメリットとデメリット 1番目の画像
 会議において、今後の会社の方針や事業内容の決定をする際に多数決によって意思決定をする場合もあります。多数決は民主的な決定という感じではありますが、多数決についてはどのようなことが良く、どのようなことが悪いのでしょうか。そこで、今回は会議の議決の決め方で多数決を採用することのメリット・デメリットがあるのかを、分けて話していきたいと思います。

多数決のメリット

 多数決についてのメリットとして、多くの人間が納得したという形で意思決定がされるので、公平性を保つことができることが挙げられます。意思決定が独断で決められているよりも、多数の人間が真剣に考えたうえで関与しているのであれば、多くの人間の優良な監視をされながら意見を反映されているので、会社の事業の意思決定についても、よりミスなどがないように計画が立てられることができます。

 多数の人間が決めていることから色々な意見が言えた結果、多数決で意見が反映されているのであれば、より良い結果になるものと言えるでしょう。また、多数決には意思決定の過程で多くの人が関われば自分も意思決定に参加していることを自覚できます。それにより会社に直接的に関わっているという大きな意義を得られることで、自身が必要とされていると感じることができるのも、多数決のメリットであると言えるでしょう。

多数決のデメリット

 多数決のデメリットとしては、逆に意見の正当性が確保されない状況ができてしまう恐れがあることが挙げられます。多数派の人間が仲間内だけの狭い了見で物事を判断して、判断の誤りなど見落としてしまった場合は大きな失敗に繋がってしまうことになります。

 もちろん多数決には、少数派の意見が通らないというデメリットもありますし、上記のようなときには特にデメリットが顕著になるのです。そこから失敗が発生すれば、多くの人間が関わってしまっていることから、責任が分散されてかえって責任を誰も取らないということもあります。

 また、多数決で判断すると、多くの人たちが判断過程を形成して、意思決定するまでに時間がかかってしまうことがあります。特に難しい題の場合はその傾向が顕著になるので、そのあたりもデメリットであると言えるでしょう。

 意思決定の際は、多数決のメリットとデメリットの両方を理解した上で、れに適した方法をとるようにしてください。

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