サイトを検索結果の上位に持ってくるためのSEO対策は、サイト担当者であれば気になるもの。SEO対策をまったく行わないというのは、閲覧される機会を放棄するに等しく、サイトを作成する意味が半減してしまうからです。
そして現在のSEO対策には、無数の方法があります。検索エンジンの仕様のほとんどはブラックボックス化されており、必ず有効なSEO対策というものは存在しません。では、サイト担当者が最低限やっておくべきSEO対策は何でしょうか?優先順位が高いものから紹介していきます。
1. キーワードをうまく活用する
キーワードを使うことは、当たり前と考える人もいるかもしれません。すでに、キーワードツールを使っている人も多いでしょう。しかし、キーワードをビッグワードだけで考える、あるいは本文にキーワードを盛り込めるところで、「こそあど言葉」を使って機会を逃しているなど、忘れていることもあるはず。スモールワードもうまく使い、文章に支障が出ない範囲で、可能な限りキーワードを盛り込みましょう。
2. 閲覧者が楽しめるコンテンツを作る
キーワード以外のSEO対策というと、対策ツールや対策業者を利用するという考えが思い浮かぶのではないでしょうか。SEO対策には様々なアルゴリズムや方法があり、それらは日々進化しているため専門家でない限り、急にランクをアップさせることは至難の業。
しかし、現在のSEO対策で最も大事なことは、実は「検索をした人が満足するコンテンツを作成する」という、一番基本的なことなのです。Googleの検索エンジンは、「検索者が満足するページが検索上位に来なければ、検索する意味がない」という考え方で作られています。また、かつては主流だった「相互リンク」などが今は禁止されるなど、スパム行為に対して厳しい考え方で臨んでいます。
よって、キーワードの次に最も優先順位が高く、大切なことは、「閲覧者が満足するコンテンツを常に作成し続ける」ということなのです。
3. ソースコードがシンプルで基本に忠実なページを作成する
現在はサイトの作成ソフトが充実しているため、もしかしたらHTMLやCSSがよくわからないという人もいるかもしれません。しかし、ロボット型の検索エンジンは、目に見えるページを対象としているわけではなく、そのソースコードから情報を集めているのです。そして、ソースコードがシンプルで正しいものほど検索結果の上位に来やすいと言われています。また、CSSを使ってHTMLをシンプルにすることは、その後のサイト構築も非常に楽になります。
現在、CSSなどはほとんどのサイトで使用されているようですが、今でもHTMLのソースは気にしないというケースはまだ多くあるようです。できるだけHTMLの基本を守ってシンプルなソースにすることも優先順位が高いと言えるでしょう。
4. 消費者やステークホルダーとの関係性を強化する
今後有効になると思われるのは、ソーシャルメディアを使った消費者との関係性強化です。最近では、ソーシャルメディア上で話題になった商品などが検索上位に来るという現象も少なくないそう。また、消費者やステークホルダーと有効な関係を保つことはソーシャルメディア以外でも、リンクを張ってくれる可能性を生み出します。
これからのSEO対策は、高度な技術を必要とする対策よりも、いかに有効なキーワードを盛り込み、よいコンテンツを作り、社会との関係性をよくするか、ということになると言えるでしょう。SEOに悩んでいるという担当者は、ぜひ参考にしてみて下さい。
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