

入社式はその会社に新入社員として最初に参加する重要なイベントだ。
ここで忘れ物をしてしまうと、上司や先輩への印象も大きく損なってしまう可能性がある。
スーツなどの服装だけ決めて気を抜くのではなく、持ち物までしっかりと準備しよう。今回は入社式の必要なものと準備するときのポイントを紹介したい。
持ち物を準備する前に知っておきたい「入社式の流れ」
入社式で必要になる持ち物を紹介する前に、まずは大まかな入社式の流れを理解しておこう。
入社式の流れを知らないまま入社式当日を迎えてしまうと、不測の事態が起こりかねない。
入社式の流れ
- ①社長からの挨拶、祝辞
- ②入社辞令授与
- ③新入社員による答辞(新入社員一人ひとりの挨拶・自己紹介)
- ④記念写真撮影
- ⑤大まかな業務内容のオリエンテーション
- ⑥先輩社員や同僚たちとの懇親会
入社式の流れや開催の仕方は各企業ごとに異なるが、大半の企業では上記のような流れが一般的だ。
入社式を迎える前に準備しておきたい「自己紹介スピーチ」
気をつけてほしいのが「入社式当日、人前で話すのは答辞を読む人だけ」と慢心すること。
入社式後に懇親会などがある場合、簡単な自己紹介などの挨拶をしなければならない可能性が高い。
答辞の代表者でなくても当事者意識を持って、簡単な自己紹介などを考えておくといいだろう。
入社式当日に話す機会がなくても、後日人前で自己紹介する際に役立つはずだ。
必須!入社式で必要な8つの持ち物
会社によって持っていくように指定されるものに多少の違いはある。
今回はどの企業でも共通して、入社時に必要とされるものを列挙していきたい。
入社式で必要な持ち物①:身元保証書
既に提出済みの場合を除く。
一般的に、事前に2人の保証人のサインをもらった身分保証書を提出する。
入社式で必要な持ち物②:身分証明書
入社式で必要な持ち物③:卒業証明書
入社式で必要な持ち物④:国民年金手帳
65才以降、働いて積み立ててきた年金が支払われることになる。
国民年金手帳は入社するのと同時に会社に提出し、後は一括して会社の金庫で管理するケースがほとんどだ。
手元にない場合には親に確認し、わからない場合は近くの年金事務所で再発行手続きを行おう。
入社式で必要な持ち物⑤:印鑑(認印でOK)
印鑑は給与を振り込むための口座を申請する場合などに必要になる。
他の書類でも使う可能性が高いため、念のため持っていこう。
入社式で必要な持ち物⑥:通帳
給与振込先を設定する場合に必要になる。
給与振込先を設定する場合には、口座番号や支店名などはしっかり控えておこう。
入社式で必要な持ち物⑦:筆記用具・メモ帳
覚えられるからいいや、人に尋ねればいいや——という考えは、ビジネスシーンで通用しない。
メモをとることはビジネスマナーの初歩であるため、筆記用具とメモ帳は持ってこよう。
ペンの色は黒または紺でOKだ。
入社式で必要な持ち物⑧:機密情報/発明・著作物に関する同意書など
IT関連、開発業務など、仕事内容にもよるが、社外秘事項等についての書類提出が求められるケースがある。
事前に同意書を渡されていた場合は、入社式で忘れないようにきちんと準備しよう。
あると便利! 持っていると役立つ持ち物
あると便利な持ち物①:エコバッグなどの薄手のサブバッグ
入社式では書類や持って帰るべきものをたくさん渡される場合があるため、大きめのサブバッグや紙袋などを持っていくといいだろう。
もしもメインバッグに入りきれない程の書類などを渡された場合、大量の資料を抱えて帰路につくことになってしまうかもしれない。
予備のバッグを準備しておけば、大量の資料を渡されたときに役立つこと間違いなしだ。
あると便利な持ち物②:折りたたみ傘
入社式前日には、きちんと天気予報を確認して当日の服装や持ち物の準備をしよう。
また、入社式当日は朝の時点で雨が降っていなくても、多少なりとも降水する確率がある場合は折りたたみ傘を持っていくことをおすすめしたい。
春は天候も不安定で、天気予報が外れる可能性もある。
折り畳み傘をバッグに忍ばせて、入社式で渡された重要な書類が濡れてしまうことは避けよう。
あると便利な持ち物③:常備薬やエチケットアイテム
常備薬がある人はそれも準備しておこう。
財布や携帯などの貴重品だけでなく、社会人の身だしなみとしてハンカチやティッシュといったエチケットアイテムも持ち歩いてほしい。
入社式の準備をするときの2つのポイント
入社式当日の持ち物を鞄に入れたら再確認する!
入社式に必要な持ち物をすべて鞄に入れたら、再度鞄の中身をチェックしよう。
記憶だけを頼りにしていると、入れたつもりでも入っていなかったという事態が起こりうる。
とくに忘れ物が多いという自覚がある人は、初日から躓かないためにもチェックリストなどを作って忘れ物がないかどうかきちんと確認してもらいたい。
なるべく2〜3日前には入社式の準備を終わらせておく
前日に慌てて準備を始めてしまうと、忘れ物をする可能性が高くなってしまう。
また、保護者などに記入してもらったり、役所に取りに行ったりする必要がある書類などもあるため、直前の準備では書類を全て用意することができない可能性がある。
全ての持ち物を揃え、落ち着いて入社式当日を迎えるためにも、入社式の2〜3日前には準備をすべて終わらせておくようにしておこう。
最初に与える印象というのはとても大切だ。
先輩から「忘れ物をする新入社員」というレッテルが貼られないように、必要なものを余裕をもって準備し、スマートに新社会人生活のスタートを切ろう。
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