転職活動中は、合否連絡がくるのが待ち遠しいもの。
というのも転職活動では、採用決定後に現職での退職日の調整や仕事内容の引き継ぎなど、転職先が決まった後にやるべきことが多々あるからだ。
今回は面接結果の連絡日を過ぎても連絡がこなかったときに、電話で面接結果の確認をする方法について解説したい。
面接結果の連絡がくるのはいつ?
転職面接の結果連絡は、一般的に何日後にくるものだろうか?
転職面接の結果連絡は3日〜1週間程度でくる
企業によって異なるが、転職面接の結果連絡はおおよそ「3日〜1週間」程度でくるといわれている。
大企業の場合は、企業の内部事情によって2週間〜1ヶ月かかることもあるようだ。
転職面接の結果連絡は「電話」?「メール」?
おそらく、転職面接後に面接官から「結果については、◯日後までに“メール”にてご連絡いたします」などと、結果連絡の日程と手段について説明されるはずだ。
その際に伝えられた連絡手段で、面接の結果連絡がくるはずである。
もしも面接後に結果連絡の説明がない場合は、こちらから下記のように質問してみよう。
・「選考結果のご連絡はいつごろいただけますか?」
・「選考結果についてはメールでご確認すればよろしいでしょうか?」
面接結果の連絡が遅い理由は?
「◯日までに連絡します」といわれたにも関わらず、期限を過ぎても面接結果の連絡がこないということもあるだろう。
面接結果の連絡が遅い理由としては、どのようなことが考えられるのだろうか?
面接結果の連絡が遅い理由①:応募者の対応に時間がかかっている
面接結果の連絡が遅い理由の1つ目は「応募者の対応に時間がかかっている」。
大量募集やさまざまなポジションでの採用活動、採用枠に対して多数の応募者がきている場合など、合否判断や手続きに時間がかかってしまうものだ。
人事の手が回っていないなど、物理的な理由で面接結果の連絡が遅いということも十分にありうると考えておこう。
面接結果の連絡が遅い理由②:企業内の内部調整に時間がかかっている
面接結果の連絡が遅い理由の2つ目は「企業の内部調整に時間がかかっている」。
組織が大きくなればなるほど時間がかかるのが、内部調整である。
複数の事業部とやり取りしないといけない場合や、役員・配属先の所属長との意見のすり合わせが必要である場合など、採用に至るまでに関与する人数が増えれば増えるほど採用決定が遅くなるのだ。
あまりにも面接結果の連絡が遅い場合、「意思決定が遅い会社」「上との合議がとれなければ行動できない」といった企業の短所がある恐れもある。
面接結果のスピード感についても、企業選びの一つの基準としてみるといいだろう。
面接結果の連絡が遅い理由③:合格者から優先して連絡しているから
面接結果の連絡が遅い理由の3つ目は「合格者を優先して連絡しているから」。
転職活動では、優秀な人には何社からも声がかかるものだ。そのため、企業側は早めに面接結果を伝えて人材を確保する動きをとる。
早く連絡した転職者の内定辞退などもあるため、次点の人への連絡が遅くなってしまうことがあるのだ。
面接結果を電話で問い合わせるのはアリ?ナシ?
面接結果の連絡が期限を過ぎてもこない場合、電話で合否を問い合わせするのはありなのだろうか?
期限を過ぎても面接結果を伝えられなかったら問い合わせてOK
「いつまでに連絡します」といわれた場合には、合否の確認の電話をしても問題ない。
こちらから面接結果を電話で聞く場合、「図々しいのでは?」「急かしているようでは?」と思い、ためらってしまう人もいるかもしれないが、企業側と応募者側は対等な関係である。面接結果を聞く権利があるのだ。
企業側から伝えられた期日までに連絡がなければ、こちらから連絡しよう。面接から2週間後を目安に連絡してみるとよい。
しかし、「連絡がなければ不採用です」や「来週中に連絡がなければ、ご縁がなかったという事で……」などと言われた場合には、面接結果を電話で問い合わせるのは控えておきたい。
転職の面接結果、問い合わせOKな場面
- 企業側から伝えられた期日までに連絡がこない
- 企業側から伝えられた期日を過ぎて、面接から2週間ほど経っている
- 「連絡がなければ不採用です」「来週中に連絡がなければ、ご縁がなかったということで……」などと、連絡がなかったときのことについて触れられていない
面接結果を電話で確認するときの注意点
面接結果を電話で確認する場合、もしかしたら企業側は採用者から優先的に連絡していて、不採用者への連絡を後回しにしていることも考えられる。
「採用するかどうか迷っている」「保留にしている」ということも考えられるため、面接結果を電話で確認するときには以下の注意点を守ろう。
面接結果を電話で確認するときの注意点①:内容を簡潔に、明確に伝える
面接結果を電話で確認するときの注意点1つ目は「内容を簡潔に、明確に伝える」ということ。
面接結果を確認するときは、採用担当者を呼び出して「○月○日の面接の結果は、いつごろ教えて頂けますでしょうか?」と一言いえばOKだ。
面接結果を電話で確認するときの注意点②:マナーを守る
面接結果を電話で確認するときの注意点2つ目は「マナーを守る」ということ。
先にも述べたように、企業側は「採用するかどうか迷っている」「保留にしている」という状態である可能性もある。
最低限の電話口でのマナーを守った上で、「面接結果の連絡をまだもらっていないのですが」などと相手を攻めたり、急かしたりするような言い方をしないように気をつけよう。
丁寧な口調で相手を気遣いながら連絡すれば、相手にも好印象を持ってもらえるはずだ。
電話で面接結果が伝えられたときの対応方法
面接結果を電話で確認するときの方法について紹介してきたが、以下からは面接結果を電話で伝えられたときの対応方法について紹介したい。
【内定の場合】電話で面接結果が伝えられたときの対応方法
電話で面接結果が伝えられた場合、第一志望であればすぐに内定を承諾することを伝えよう。
承諾の旨は以下のように電話口で伝えよう。
-
内定のご連絡、誠にありがとうございます。
私もぜひ御社で働きたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
もしも他に選考が進んでいる企業があり、内定保留したい場合には下記のように伝えると角が立たないはずだ。
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内定のご連絡、誠にありがとうございます。
今すぐにでもお返事したいのですが、この度の転職について家族が詳細を聞きたいと申しているため、家族と相談した上で慎重に判断したいと考えております。
勝手なことで大変恐縮なのですが、◯月◯日まで返事を待っていただくことは可能でしょうか?
【不採用の場合】電話で面接結果が伝えられたときの対応方法
転職活動において不採用の連絡はメールや郵送でくることが殆どだが、稀に電話でくることもある。
電話で不採用の連絡を受けた場合には、下記のように伝えよう。
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承知いたしました。
ご丁寧に連絡いただき、ありがとうございます。
もしも不採用の理由を聞きたい場合には、以下のように聞いてみるとよい。
-
差し支えなければ、不採用の理由をお聞かせ願えますでしょうか?
(※回答してもらえなかった場合)
承知いたしました。不躾なお願いをして申し訳ございません。
また何か機会などございましたら、その時はまたよろしくお願いいたします。
転職面接の結果を電話で問い合わせするときの方法、注意点などを紹介してきた。
転職活動において最も緊張する瞬間である「面接結果の連絡」。本記事を参考にして、面接結果を電話で聞くときのマナーを習得しよう。
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