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企業がクラウドサービスを利用することでかかるコスト

uedazyunpei

2014/03/29(最終更新日:2014/03/29)


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by Nicholas_T
 インターネットがますます発展してきた現在ではクラウドサービスを使い、従来とは違った管理方法で運営をする企業も多く見られるようになってきました。クラウドサービスに移行することで、負担となっていたコストの削減が見込め、経済的な面でも大きな支援となり、その他の必要な経費へ回すことも可能となっています。

 ネットワーク上でのシステム管理のため、セキュリティやネットワーク状況など、不安な点もありますが、年を追うごとに改善されてきており、コストの削減や利便性を考えると、クラウドサービスの導入におけるメリットは大きなものとなっています。

 実際にクラウドサービスへとシステムを移行する予定があり、そうした場合にどういったコストがかかってくるのかを知りたい企業の方々も多いのではないでしょうか。初期投資をはじめ、システムの購入から運用、廃棄までのトータルでかかるコストを考慮する考え方を、TCOと呼びます。

 そこで今回は、一般的に企業がクラウドサービスを利用することでかかるコストであるTOCについていくつか紹介していきたいと思います。

1. サービス利用料

 これはネットワーク上のどういったサイトでも必要となる経費の一つですが、サービス利用料は必要です。すでに運用費として固定費となっている場合は、それを見直すことでコストの削減に繋がるでしょう。自社システムを持つのが高価で難しい中小企業の場合は特に、クラウドサービスを利用することで安価にシステムの構築が行えるメリットもあります。

 また、何か緊急に必要になった場合でも、すぐに乗換えや増築ができるのもクラウドサービスのメリットです。しかし、自社で構築するわけではないので、システム利用料は毎年払い続ける必要があります。そういったサービス利用料もあらかじめ予算に組み込んでおく必要があるでしょう。

2. 運用人件費

 クラウドサービスに移行することで、従来の予算の2割〜3割は削減できると言われていますが、その中でクラウドサービスへの初期システムの移行・設定などに運用人件費は必要となってくるでしょう。

 その後もしっかりとした管理体制を取るためには多少の運用人件費は必要経費となってきます。しかし、従来のシステム開発・運用を考えるとこの人件費に関しても大幅なコスト削減が見込めます。

3. まとめ

 今回は、一般的に企業がクラウドサービスを利用することでかかるコストについてご紹介してきました。クラウドサービスに移行したといっても、必ずどこかでオフラインが必要になってきますので、その他ハードウェアなどの費用も必要ではありますが、全体的なコストとしては削減することが可能でしょう。

 従来の固定費を見直し、クラウドサービスに適応できる運営を行うことで、かかってくるコストをさらに削減することができます。主に中小企業にはとてもおすすめできるこのクラウドサービスですが、今回の記事を参考にし、自社に合った形で上手に運用していくようにしましょう。

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