親入社員にビジネスマナーを教えるときは、どういった心構えで、何を教えればいいのでしょう?ただ漠然と教えていても、時間が過ぎるばかりで、研修を受けてから配属されたはずなのに、何もマナーがが教育されていなかったということも多々あります。ここでは、新人社員のビジネスマナーの教育の仕方について考えてみたいと思います。
新入社員は「常識」のない「大人」!?
マナーを教えるにあたり、新入社員は常識がないと勘違いしてしまいがちですが、常識がないわけではなく、常識を学ぶ機会が少なかっただけなのです。
ですから、子どものように接する教え方は間違い。教育する側が、すべて先回りして教えることのないようにしましょう。新入社員が自ら考え、学ぶことができるように導くことも必要。時には見守りながら、正しい方向に誘導していく「見守り」も、大切な教育方法と言えるでしょう。
鞭と飴の使い分けが大切です
新入社員にマナーを教えるときに、叱ってばかりいては、お互いに疲れてしまうでしょう。かといって、褒めてばかりいても、新入社員は成長していきません。適度に叱り、適度に褒めることが大切。
叱るとは、ただ怒鳴るだけの「怒る」とは違い、注意するということです。叱るときは、相手の成長や変化を期待しながら、何について叱られているのかがわかるようにしっかりと説明しましょう。
また、褒める場合は、はっきりと褒める。いつも同じ言葉ではなく、いろいろな褒め言葉を習得しておいた方がよいでしょう。教育する側も、教えるマナーを身につけておく必要があります。
仕事に対して、実践的なノウハウを積んでいる先輩と、まだ基礎的な技術すら身につけていない新入社員とでは、考え方に大きな差があります。まずは教える側も初心にかえって、新入社員の気持ちに寄り添うことを心がけるのが大切なのではないでしょうか。
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