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PDCAを回すことで品質管理を効率化させる方法

Kazuhiko Tanabe

2014/03/31(最終更新日:2014/03/31)


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by laverrue
 PDCAサイクルは主に管理業務を円滑に進める手法の一つとして挙げられます。PDCAサイクルを用いる事で、管理業務をより効率的なものとして改善していく事ができます。今回はその理由について書いていきたいと思います。

PDCAサイクルとは

 そもそも品質管理とは、顧客に提供する商品及びサービスの品質の向上を促す為のものです。例えば、通常は品質の良いものはコストが高く、品質があまり良くないものほど低コストで済むという特徴があります。これを言い換えると、品質は手間をかければかけるほど良くなる、ということになります。

 しかし、中には手間をかけなくても品質が良い場合もあります。そのような商品を目指すために、改善していくことが品質管理の目的のひとつです。低コストで良い品質の製品を作ろうと思った場合、現在の製品をまず用意し、PDCAサイクルで判断してみましょう。PDCAサイクルは、PLAN、DO、CHECK、ACTTIONの頭文字を取ったものであり、良い部分はそのままに、ダメな部分を改善していくというフレームワークになっています。
 
 既に製品がある場合には、CHECKやACTTIONの部分から検討していきます。CHECKでは顧客の反応を見て、その製品の評判や意見等を取り入れて観察します。次に、ACTTIONの部分では、評判や意見を取り入れ、実際に改善点を見いだします。改善点を見いだすことで「次はこのようにしよう」という目標が立てられ、行動に移していく事ができます。反省も大切ですが、それよりも次回以降どのような行動を起こしていくのかということを考える方が理想的です。これを継続することにより、効率よく品質アップさせられます。

PDCAサイクルを活用した品質管理

 品質管理では、最初に「5S」という事が良く言われます。5Sとは、整理、整頓、清潔、清掃、躾の事を言います。とりわけ躾の部分は、品質管理における標準(STANDARD)に似ています。標準とは、PDCAサイクルにより商品を改善し、「これ以上素晴らしい商品を作る事ができない」という場合の事を言います。標準が決まれば、決められた事を決められた通り確実に実施し、結果を確認することになります。品質を維持していくことは成長させる事よりもある意味難しい事です。また、品質維持管理はその会社らしさを出すためにも必要になってきます。

 上記したことを踏まえ、PDCAサイクルを上手く活用し、品質管理、品質維持と繋げていく事を意識してみてはいかがでしょうか。

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