退室は、最後に面接官に見せる自分の姿です。ある意味、一番面接官の印象に残るところかもしれません。そこで躓かないようにしましょう。面接が調子よく進んでいても、最後の最後で印象に悪い挨拶をすると、その印象に悪い挨拶しか面接官の頭に残らないかもしれないのです。
第一印象を決める入室時の挨拶と同様に、退室時の挨拶の方法もしっかりと学んでおく必要があります。
基本的なマナーを押さえていれば十分
ここでは、面接が終わった時の退室までの基本的なマナーを解説します。退室の挨拶の時に突飛なことをする必要はないです。基本的なマナーさえできていれば「しっかりと勉強してきてる」と判断してもらえて、良い評価を得られます。
では、具体的に退室の時の挨拶をみてみましょう。「本日の面接はここまでです」と言われたら、座ったまま「本日はお忙しい中、誠にありがとうございました」と言い、座ったまま礼をしましょう。
次に椅子の横に立ち「失礼致します」と言い、その後礼をしてドアまで歩いていきます。この時に気を抜いて姿勢を崩したりしないでください。しっかりと綺麗な姿勢を保ったままでドアまで歩いていくことが大事です。
ドアの前まで行ったら面接官のほうを向き、面接官と目を合わせてください。そして最後にもう一度「失礼致します」と言って、面接官に対して一礼をします。礼が終わったらドアを開け、最後は面接官とアイコンタクトを取って外に出ます。ゆっくりとドアを閉めるようにしましょう。
以上が基本となるマナーです。そこまで難しいことではないので、何度か家で練習をしてみてください。
面接の出来不出来を表情に出さない
面接が思い通りに進むこともあれば、不本意な流れになることもあるでしょう。しかし、どのような面接の出来だったにしてもそれを退室時の挨拶の時に表情に出さないでください。面接の出来が悪かったからといって、明らさまに暗い表情をしてしまう人がいるようです。
当然のことながら、そのような暗い表情は悪い印象しか与えません。うまく面接が行かなかったからこそ、最後は平常心で挨拶をすることを忘れないでください。そもそも面接の出来不出来は、本人には案外分からないものです。本人が失敗したと思っても面接官は気にしていないかもしれません。そのため、面接の出来不出来に関しては一旦おいて、最後までいい印象を残す努力が大事なのです。
退室時の挨拶は難しいものではありません。基本をおさえて練習を何度かすれば、すぐに身に付くはずです。そして、その基本を押さえた挨拶をするだけで十分に好印象を与えることができます。面接の前日にでも練習してみてください。
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