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新入社員教育の際に用意しておくべき評価項目

Shingo Hirono

2014/03/27(最終更新日:2014/03/27)


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新入社員教育の際に用意しておくべき評価項目 1番目の画像
by Thomas Tolkien
 新入社員教育をする際には、あらかじめ評価項目を設定しておかなければなりません。評価項目の設定はすなわち、教育目標の設定です。「こういう社員、社会人になってほしい」という目標がまずあって、そのために適切かつ有効な教育を施すというのが順序でしょう。

 その目標達成度をチェックするのが、評価項目。これをきちんと設定できれば、具体的な教育方法も自ずと明らかになってきます。ここでは、新入社員教育で設定すべき基本的な評価項目について話していきましょう。

1. 基本的マナーや知識

 まず設定すべき項目は、最低限身につけておかなければならないマナーや常識です。大きく分けると、社会人としてのマナーと、企業人としてのルール把握ということになります。

 社会人のマナーとして日常の挨拶から始まり、電話のかけ方や受け方、ビジネスレターの書き方、アポイントの取り方、言葉づかいなどが挙げられるでしょう。企業人としては、その会社内のルールの把握や、「組織人である」という自覚を持つよう教育する必要があります。

2. モチベーション

 次に、仕事に対するモチベーションという評価項目があります。これは3つに分けて考えるといいでしょう。1つ目は仕事に対する積極性。自らの意志をもって仕事に取り組む動機づけがしっかり出来ているかどうかということ。2つ目は成長の意欲を持っているかどうか。これはさらに「短期的成長目標」と「中・長期的成長目標」に分けることができるでしょう。自分で目標を立てて、成長を意図することができるかというチェックポイントです。

 3つ目は、自社に対する貢献の意欲です。「仕事は自分のためにするものであると同時に、会社に対して貢献するためのものでもある」という認識を持てているかどうか。これも大切な評価項目になります。

3. 社会人・組織人としての行動

 3つ目の視点は、実際に仕事をする上で、社会人として、あるいは組織人としての行動が取れるかどうか、ということです。これはさらに2つの項目に分けることができるでしょう。1つは自分が担当した仕事を最後まで責任をもって成し遂げることができるかどうか。難しい仕事だからといって、簡単に途中で放り出してしまったのでは、社会人として失格。責任感とともに、複雑な仕事をかかえた場合の対応力、自分を律することができる能力もチェックすべき項目でしょう。

 もう1つは協調性があるかどうか。これが「組織人としての行動」という視点になります。チームプレーができるかどうか。チームの中でどういう振る舞いをし、どういう役割りを演じようとするかが、具体的なチェック項目です。


 以上が、新入社員教育の基本的評価項目です。それぞれをさらに細分化することもできますし、業種、職種によって追加すべき項目も出てくるでしょう。新入社員教育をする場合は、事前に十分な時間をかけて、最適な評価項目を設定することをおすすめします。

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