労働者は給料のアップを求め、雇用側は少しでも給料を安く抑えようとする、いつの時代でも変わらない光景ですが、終身雇用が崩れ給料の定期的な上昇が望めなくなった現在では、昇給は自らの努力によって勝ち取らなくてはいけません。
自らの給料を守れるのは自分だけ。しっかりと交渉をして、昇給を勝ち取りましょう。今回は、自分の昇給を成功させるために知っておくべき交渉の方法について紹介します。
1. 正当な報酬を受け取っていないことを訴える
昇給交渉の入り口として、自分が受け取っている給料の額が同僚や同業種の人間に比べて低いことを訴えましょう。そのためにはまず、自分に似た仕事をしている人がどのくらいの給料を受け取っているのかを示す必要があります。
同僚に給料の額を確認するのが一番確実な方法ですが、聞いても答えてもらえない場合は転職雑誌の求人に記載されている給料額や、公的な調査結果を参考データとして使用してください。年齢や地域によっても給料水準は変わるので、なるべく自分に有利なデータを集めましょう。
集めたデータを基にして、勤務状況に問題が無いのに受け取っている給料が水準より低い事をアピールし、正当な給料水準まで引き上げてもらうよう交渉してください。
2. 会社への貢献度を示す
会社側が高い給料を払ってでも雇いたいと考える人材とは、会社の利益に貢献してくれる人材。自らが会社に大きく貢献している人材であることを説明し、高い給料を払うだけの価値がある人材であることをアピールしてください。自らの有用性を証明するには、実績や成果を具体的な数字で説明すると効果的にアピールできます。
直近の仕事でどのくらいの売り上げを記録したか、営業成績は職場の中で何位なのか、休日出勤・残業などでどの程度貢献したのかといった数字を示すことで、自分が会社に対してどれだけ貢献してきたのかをアピールすることが可能になり、会社側に自らの有用性を認めさせて昇給交渉を有利に進めることが可能になります。
3. タイミングを考える
どんなに有効なアピール材料をそろえていても、交渉するタイミングが悪ければ昇給を勝ち取ることはできません。昇給交渉をするのにベストなタイミングは、会社の好業績が明らかになったタイミングです。決算成績が確定し業績の伸びが確実になった時などは、昇給交渉の絶好のチャンスですから、業績の伸びに自分が一役買ったことをアピールして、うまく昇給を勝ち取りましょう。
会社側も景気が良ければ給料を上げるだけの余裕が生まれるため、昇給交渉に応じてくれる確率も高まるのです。
昇給を成功させるためには、自分の業績や有用性をアピールして会社側に自分の価値を認めさせなくてはいけません。交渉の結果、会社側から昇給が難しいと言われてしまったら、休日日数を増やしたり手当の増額でカバーしてもらうという方法もあります。どうせ受け入れてもらえないからと諦めてしまわずに、アピール材料をそろえてしっかりと交渉するようにしましょう。
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