春は新生活の始まりの季節、たくさんの新入社員たちが入社してくる季節でもあります。これから我が社の力になって会社を盛り立ててくれるか、はたまた数ヶ月であえなく会社を去ってしまうかは上司の教育に大きな要因があります。
新入社員たちをやる気にさせ、早く仕事を覚えてもらうための3つのポイントをお教えします。
まずは叱るのではなく誉める
「叱るよりまず誉めて伸ばせ」というのは簡単なようで難しいものです。仕事は遊びではないのですから、厳しい教え方をされて反骨精神でがんばるものだと考える人も多いでしょう。
それは確かに正論ですが、賢い教え方ではありません。新入社員たちは少なからず自分の理想と夢を持って入社してきます。まずはそれを大切にしてあげることが、彼らの愛社精神を作っていくポイントになるのです。希望して入社してきたからにはそれなりの覚悟とやる気があるとこちらが上から目線になりがちですが、ここは「この会社を選んで入ってきてくれた」と考えてみると、この人材を大事にしようと思えるのではないでしょうか。
大事にじっくり育てていくために、まず新入社員のやる気を引き出すことが大きなコツになります。まだ仕事は半人前だけれど、自分のことを認めて必要としてくれるという気持ちが相手に伝われば、その気持ちに答えようと前向きに仕事に取り組むようになってくれるはずです。
相手と同じ目線で話をするように心がける
人に何かを教える時には無意識のうちに上から目線になりがちです。こちらが教える立場なのですから、自分を敬って従うべきだという考え方もあると思います。
全てを相手に遜ることはありませんが、上から押さえつけるような言い方ばかりでは新入社員が折れてしまう可能性があります。彼らはまだ社会人としてのスキルを何一つ身につけていないまっさらな状態ですので、教え方一つでその後の成長が全く変わってくるのです。
相手と同等の立場で話をするコツは、共通の話題を見つけることです。そこから話の糸口を探り出し、仕事に繋げていくことが大切です。彼らと同じ目線や立場に立って話をしてあげましょう。わかりやすく相手を尊重していることを伝えるのが、教え方のコツです。
最終的には自分を尊敬させる
最後のコツは新入社員に自分を尊敬させることです。同じ目線で話をすることが大切だと先ほど言いましたが、それだけでは新入社員の成長は見込めません。新入社員を成長させるコツは「この人のようになりたい」と思わせることです。
身近に自分の理想とするモデルケースがあると、モチベーションもあがります。「余計な言葉よりも背中で語る」ことが一番のコツかもしれません。新入社員をうまく育てることができると会社は必ず長続きして成長していきます。教え方のコツをうまく押さえて新入社員を上手に教育して下さい。
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