会社の行く末や目標を示すためにビジョンは明確にしておく必要があると言えるでしょう。ビジョンを明確にすることで、会社として、経営判断の選択肢があった時の価値観や判断の基準になります。ここでは、会社を経営するときにビジョンを明確にする方法を紹介したいと思います。
HOWツリーを利用する
ビジョンを選定していくのに、HOWツリーを使う方法があります。HOWツリーは、「どのように」を何度も繰り返すことで会社のビジョンを見出そうというものです。会社のビジョンに対し「どのようにすればいいのか」という問いを繰り返し、よりはっきりとしたビジョンを見つけ出します。例えば、現在掲げている目標が「お客様第一主義」であるなら、「どのようにそれを行うか」「どうやってそれを達成していくのか」を考えます。「お客様の意見に耳を傾ける」「お客様の求めていることを愚直に行う」「お客様には常に笑顔で接する」などがあがるでしょう。こうして出てきたものは、具体的な行動であるはずです。これを上手にビジョンに組み込むといいでしょう。ビジョンは抽象的なものになりがちですが、ぼやけてしまうと、目指す方向性もぼんやりしたものになってしまいます。具体的な行動に落としこむためにも、HOWツリーを利用すると良いのではないでしょうか。
WHYツリーを利用する
HOWツリーが「どのように」を突き詰めるのに対し、WHYツリーは「なぜ」を突き詰めます。HOWツリーと組み合わせると、より効果的です。上記の例では「お客様第一主義」の「なぜ」を考えます。 「なぜ、お客様を自社よりも優先して考えるのか」 を考えると、サービスの追求であったり、満足度を高めるためという理由がはっきりします。これをHOWツリーの内容と組み合わせることで、論理的にまとまったビジョンを作ることが出来るのではないでしょうか。
ここでは、会社のビジョンを明確にするための方法を紹介しました。会社のビジョンを明確にするためには、「なぜ」「どのように」という問いを繰り返していくことで、理由や、具体的な方策が見えてきます。ぜひ参考にしてみてください。
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