退職が決まり、転職先の入社日までは、忙しい時間が流れていくわけですが、事前に現在勤務中の会社の人事総務担当者に退職に際して、受け取るべき書類について確認しておくことが重要です。しかし、時間がなく何を確認すべきか分からないという人も多いでしょう。ここでは、転職者が知っておくべき、転職先に提出すべき書類について説明していきます。
現在の勤務先から転職先への提出書類
現在の勤務先から転職先の会社へ提出するべき書類は、一般的に3つあります。まず「雇用保険被保険者証」と「源泉徴収票」そして「年金手帳」になります。まず「雇用保険被保険者証」は、雇用保険の受給手続きに必要なものです。次に「源泉徴収票」は、所得税の年末調整に必要なものになります。最後の「年金手帳」は、公的な年金加入者であることを証明するためのもの。これは、勤務先が変わったとしても同じものを使用することになります。
「雇用保険被保険者証」は、転勤先の会社が社会保険完備の場合に必要であり、そうでなければ不要となります。これらの書類は一旦現在の会社を退職した時に受け取ることになるため、転職先の入社までは自分自身で書類を管理・保管し、慎重に取り扱わなければなりません。入社日に確実に会社へ持参し、提出することになりますので注意しておきましょう。
その他の書類について
会社にもより、タイトルは多少異なる場合がありますが、「入社誓約書」と呼ばれる書類が内定後に渡されます。内容については条件や契約事項が中心ですので、慎重に細かい部分まで確認した上で、サイン署名のうえ押印したものを提出することになります。もし、内容について理解できないことや疑問があれば、転職先の担当セクションに質問して、自分自身で納得しておく必要があります。その場限りで、後日になってから申し出するとトラブルの原因にもなりますし、印象もよくありません。
その他の提出書類としては、「健康診断書」の提出を求められることがあります。また最終学歴の「卒業証明書」や会社の業態によりますが、有資格の免許書のコピーなども必要に応じて求められることがあります。入社日にではなく、後日実務運用上に必要に応じて各種書類の提出が必要なこともあります。いずれにしても、転職先への入社日が確定すれば、早めに書類を揃えておくことが大切です。
以上、転職先に提出すべき書類について紹介してきました。転職する直前になって慌てることがないよう、ここで紹介したことを参考に事前にしっかり準備しておきましょう。
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