内定を勝ち取り、現職での退職も無事決まり、初めて転職するという段階で多くの人が不安に思うのが入社必要書類の提出ではないでしょうか。
「当たり前なこと」と言う人がいますが、入社手続きを行う中で、100%不備なく期限通りに提出できる人間は、実はそう多くありません。およそ半数程度の人間が、何らかの修正や追記、あるいは確認後の再提出といったケースに陥ります。
しかし、こういったケースは事前にどんな書類が必要で、どんなことを調べておけば良いかを知っておけば良いだけ。事前にしっかり把握して、手続きをスムーズに行っていきましょう。
1. 入社する際に必要な書類
企業からのアナウンスがあると思いますが、一般的に必要なものは、通帳口座・年金手帳・雇用保険被保険者証・源泉徴収票のコピーです。
通帳口座は、給与振込の為に必要でコピーではなく用紙を渡されてそこに記入するケースもあります。年金手帳は社会保険及び厚生年金加入時に必要となり、雇用保険被保険者証は労働保険(労災保険と雇用保険)の加入が必要となります。労災保険とは業務上の事故やケガへの補償で、雇用保険は将来の失業手当や職業訓練費用の受給に関するものです。
いずれの保険も加入期間等々に応じて、受取金額やその他手当の対象の有無に関わり、法的必要手続きでもある為、必ず提出が必要になります。年金手帳、雇用保険被保険者証に関しては、基本的に手元にあるか前職の退職手続き終了後に郵送・返却されるケースがほとんどです。
稀に転職期間がほぼなく、すぐに次の企業へ勤める際、まだ前職企業での処理が完了しておらず返却されていないケースもあります。特に源泉徴収票は企業側でも最終給与支払い後に集計して新たな発行作業が必要となる為、一定の時間がかかってしまいます。その場合は、前職の企業に「いつ位に発行してもらえるか」、それをもとに転職先に「いつ頃に提出できそうか」を必ず連絡しましょう。他にも身分確認として、現住所記載の住民票や免許証のコピーが必要になります。
2. 事前に調べておくこと
緊急連絡先となる人の氏名・住所・電話番号の確認がまず必要になります。独身の人は自分の両親だけでなく、親しい親族など、もう1名必要なことがあります。そして交通費の確認も忘れてはいけません。片道交通費及び1ヶ月分の定期代、そして通勤経路も調べておきましょう。
電車だけでなくバスを利用する際は、会社によって支給条件が異なります。駅から数キロ以上の距離であったり、徒歩の時間数によって支給の有無が決まります。利用する可能性のある人は事前に調べ、バスを使ったときに合計利用料金と、利用しない際の料金と2つ調べておくと良いです。
以上が、転職後の必要書類と入社前に自身で調べておくことです。万全な準備を行い、いち早く実務に専念できるようにしましょう。
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