初めての会議、これほど新入社員にとって緊張するシーンはないでしょう。会議に出席するメンバーに対して印象を良くするためにも、マナー違反は絶対避けなければなりませんし、出来るのであれば好印象を残したいもの。最低限のマナーを守るだけでなく、どうしたら好印象を得ることができるか。会議の前と会議中に分けて説明していきます。
会議前のマナーと取るべき行動
会議前の最大のマナーは「早めに会場に入る」ことです。遅刻が論外なのは言うまでもありませんが、先輩メンバーが揃っているところに、新入社員が後から入室するというのは好ましくありません。できれば10分前、遅くても5分前には部屋に入るよう心がけましょう。
会議前のポイントは、リーダーに自分から「何か会議の準備でお手伝いできることはないでしょうか?」と申し出ること。会議の種類や規模にもよりますが、資料を配布したり飲み物を用意したり、場合によってはデスクや椅子の配置をかえて会議室をセッティングするといった準備が必要になることもあります。
それを上司やリーダーから言われてから行うのではなく、自分から先に申し出る。会議に参加することが決まった段階で、すぐ対応するようにしましょう。上司からの評価が上がるはずです。さらに、指示されたことをこなすだけでなく、「気を利かせる」ことができればポイントもアップします。新入社員にとって、ちょっとした「チャンス」と言っていいでしょう。
会議中のマナーと注意点
会議中はきちんとした姿勢で、発言者の話に耳を傾けるのが基本的なマナー。長い会議ですと、後半緊張がとけて、だらしない姿勢になってしまうこともありますので、注意が必要でしょう。
各メンバーの話を聞きながら、その発言内容をメモするというのは実効性があるだけでなく、先輩の話を傾聴する際の新入社員のマナーと言っていいでしょう。ここで気をつけなければならないのが不用意に相槌を打ったり、うなずいたりしないこと。内容について理解できていないのに「うん、うん」というように、安易にうなずくのはマナー違反ですし、わからない内容についての意見を求められてしまうこともありえます。
ただし、おとなしく最後まで人の話を聞いてさえいればいい、というわけではありません。積極的な発言は大いにすべきです。その場合は、軽く挙手をして、「一つ伺いたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」「発言させていただいても構いませんか?」と、リーダーなり進行役の人に、了解を得るようにしましょう。「挙手は必要ありません。どんどん自由に発言してください」と言われたら、二度目からはその指示に従えばいいのです。
会議が終わったあと、後片づけを手伝うのも、新入社員のマナーです。さっさと会議室を出てしまうことは厳禁。つまり新入社員の会議の基本マナーは、「誰よりも早く会議室に入り、誰よりも遅く会議室を出る」ということです。
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