転職というものは、思い切りや行動力が求められるものです。中には安定した現状を捨てて、転職という賭けに出る方もいらっしゃるでしょう。しかし、せっかく手にした転職というチャンスを断るしかない状況も出てくるかもしれませんし、よりよい条件で転職が決まったら、他の会社へは辞退を申し出なければなりません。
企業側としては、即戦力になる優秀なあなたという人材を逃したくないと必死で辞退を引き止められる事もあるでしょう。今回は、転職の面接辞退を引き止められた時の断り方について取り上げてみましょう。
ワンクッションおいて断る
企業の中には、非常にしつこく自分の面接辞退の申し出を引き止めてくれる所もあります。もう一度考え直して欲しい、他に望む条件は何かなどと何としてでもあなたに来て欲しいと強いアプローチをかけてくる場合もあるでしょう。
いくら辞退をするとしても、まずは相手のそういった申し出を受け入れるというワンクッションの一言が必要です。そんなワンクッションになってくれる言葉としては、「ありがとうございます。」や、「私にはもったいないくらいのお申し出です。」「非常に光栄です。」などが使える表現です。
そしてその後に、断りの申し出をする文章を続けて下さい。こういったワンクッションを挟んだ断り方は、冒頭から否定から入るよりもよほど印象が良く、より素晴らしい面接辞退の申し出になりますし、断り方も優しいものとなりますので、角が立ちにくい辞退となります。
とりあえず再検討する旨を伝える
こちらも一つのテクニックになるのですが、辞退をすると初めから決めていても一度「再度検討します。」と言ってその場を去るという方法です。先方から面接の辞退をどうしても考え直して欲しい、と何度も強く引き止められた場合などに使うと非常に有効な手段です。
これは交渉などにも使えるテクニックなのです。こういうことで、こちらは断るつもりだったという意向がまず相手に伝わっています。その上で先方からの強いアプローチがあり、再度検討すると言って時間をあけます。この時間が非常に重要なのです。その時間の間に、先方は相手が考えなおしてくれるとは分かっていても、やはりまた断ってくるかもしれないという心構えが出来るという訳なのです。
転職の場合は、面接の辞退を引き止められるという事はよく起こる事と考えておいて良いと思います。だからこそ、慎重に一歩一歩進めて頂きたいと思いますし、どうしても辞退をせざるを得なくなった時にも、後味の良い断り方が出来るようなテクニックを身につけておいて頂ければと思います。
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