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【KPIの使い方とは?】経営初心者が目標を管理をする上で知っておくべきコト

Shingo Hirono

2014/03/27(最終更新日:2014/03/27)


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by odysseygate
 会社を経営するにあたり、最初は何をどうしたらよいか、分からないことだらけ。自分が行っていることが正しいのかどうか、毎日が不安の連続でしょう。そんなとき、目標に近づいているかどうかが数値などでわかれば、少しはその漠然とした不安が解消されるかもしれません。

 それをはかる指標として、KPI(重要業績評価指標)というものが挙げられます。KPI(重要業績評価指標)をうまく活用すれば経営が「見える化」され、確実に進んでいることが実感できるでしょう。ここでは経営初心者が学んでおくべき、KPIの使い方について考えてみようと思います。

KPIを知る

 KPIは、目標に対してどの程度の進捗があるかを数値ではかる指標。KPIを設定することで、現時点での様々な進捗が分かり順調なことや、あまりうまくいっていないことが把握できるようになります。そのためには、まずはKPIがどんなものかを知る必要があります。あまりKPIという用語にこだわらず、その使い方をイメージとして捉えるのが理解するためのコツ。

 例として、自社製品、サービスの売上アップを目標とした場合のKPIの使い方を挙げてみましょう。売上をアップさせるためには、顧客の獲得が必要となります。そして、顧客を獲得するには、会社と製品の認知度を上げることが必要です。ここで、認知度を上げるために展示会などへの販促イベントへの参加を考えます。この場合のイベントへの参加数がKPI。

 イベントへ参加すればするほど認知度が高まり、売上アップの可能性は高まります。このように、目標に対して有効な手段を決め、その進捗で目標までの距離をはかろうというのがKPIの考え方。

KPIをうまく活用する

 KPIの意味や内容はわかっても、うまく活用できなければ、目標達成には繋がりません。例えば、販促イベントに参加したとしても、もしそのイベントへの参加者が自社製品に興味のない人が多ければ、いくら参加しても高まるのは認知度だけで、売上には繋がらないかもしれません。

 その場合、KPIの数値だけで進捗を判断することはできなくなってしまいます。KPIの使い方として、ゴールに向かうために本当に正しい指標を使うということも大事。もしKPIの進捗はよくても、なかなか目標に達しない場合はKPIを見直す必要があります。そして、見直しについては、有効なKPIが見つかるまでは何度も試行錯誤を繰り返すことが必要となるかもしれません。

 
 KPIは設定したからと言って、それでOKというわけではありません。そのKPIが有効かどうかを常に目標と照らし合わせて検証する。これが最も大事なKPIの使い方と言えるでしょう。

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