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入社式の挨拶に不安を抱く新入社員が行なっておくと良い事前準備

Tobayashi

2014/03/26(最終更新日:2014/03/26)


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 就職が決まり、希望に胸を膨らませて迎える入社式の日。新入社員にとって入社式は、入社して初めての公式の場であり、身の引き締まる思いで迎えることでしょう。そして入社式では、新入社員の挨拶があります。

 新入社員の挨拶は、企業によって全員が行う場合と代表者が行う場合がありますが、どちらにしても役員や先輩方の前で話すということは、緊張し不安を感じることでしょう。不安を少しでも取り除くためには、事前にしっかり準備をして対策を立てておくことが必要です。

何よりもマナーが大切

 新入社員の人が挨拶をする時、話す内容を事前に一生懸命考えていることでしょう。しかし、何人もの新入社員が挨拶する中で先輩の社員たちが「だれが何を言った」と細かい事まで覚えているわけではありません。

 先輩方に良い印象を与えて心に留めてもらうためには、まずマナーをきちんと守ることです。壇上に上がって話す時も、そのまま前に出て話すときも始めに役員が座っている席側に向かって一礼したあとに全体に向かって一礼します。そして落ち着いて挨拶の言葉を述べましょう。終わってからは全体に一礼、役員席に一礼してから戻ります。

 また、新入社員はフレッシュさが大切です。いつもより大きな声で笑顔を忘れずに、元気にあいさつの言葉を述べましょう。これは、普段の挨拶でも言えることですね。

敬語を上手に使う

 社会人にとって、敬語は必要不可欠です。挨拶の不安や緊張を少しでも軽減させる対策として、敬語をしっかり勉強しておくと良いですね。挨拶の言葉はもちろんですが、これからは普段の生活においても敬語が使えるように心がけましょう。

 敬語には、大きく分けると「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」があります。特に「尊敬語」と「謙譲語」は使い方を間違えると恥ずかしいばかりか相手に失礼となってしまう可能性があるので気をつけましょう。

 入社式での挨拶で、よく使われると思われる言葉に「言う」「見る」「知っている」などがありますが、これを尊敬語に換えると「言う」は「おっしゃる」、「見る」は「ご覧になる」、「知っている」は「ご存知である」となります。また謙譲語に換えると、それぞれ「申し上げる」「拝見する」「存じ上げる」となります。他にも社会に出たときによく使われる敬語はたくさんあります。しっかりマスターしてきれいな言葉を使えるようにしておきましょう。

挨拶に盛り込む内容

 マナーや敬語などの基本的なことをふまえて、挨拶の文章を考えます。挨拶の内容には「入社した喜びの気持ち」「社長や社員からの訓示や励ましの言葉に対するコメント」「抱負、決意表明」「今後の支援、指導のお願い」などを入れるとよいでしょう。

 まず、その会社に入社できたことへの感謝と喜びの気持ちを素直に述べます。次に、入社式の中で社長や先輩の社員からいただいた訓示や励ましに対する気持ちを述べます。これは事前に用意できるものではなく、その場で考えなくてはいけないものですが、ぜひ盛り込みたい内容です。そして、入社してからの抱負や決意を新入社員らしい言葉で述べましょう。最後に、先輩の社員にこれからの支援や指導をお願いする内容の言葉を述べて挨拶をしめます。

 事前準備を忘れず、しっかり練習しておくことで、当日の不安を取り除けるでしょう。

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