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志望動機の内容を濃くするために知っておきたい履歴書の書き方

ichiba hideki

2014/03/24(最終更新日:2014/03/24)


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志望動機の内容を濃くするために知っておきたい履歴書の書き方 1番目の画像
by paul bica
 履歴書に志望動機を書く時に、「この業界に興味があったからです」などの適当な理由を書いていませんか。これでは採用担当者の目に留りませんし、いい加減な印象すら与えてしまいます。しかし、実際働いてもいない業界の詳しい事は分かりませんし、熱意だけではない志望動機を伝えるのは難しい事です。そこで今回は3ステップで内容の濃い志望動機の書き方を紹介していきます。

時事ネタをからめる

 まず最も簡単に志望動機の内容を深めることが可能なのが、時事ネタをからめて書くという事です。時事ネタとは何かといいますと、最新ニュースの事です。あなたが就職を希望する業界のニュースを片っ端から探しましょう。目についたものをリストアップし、志望動機になりそうなものを選びましょう。

 例えば不動産デベロッパーへの就職を希望するなら、「神宮寺前の再開発」などの時事ネタを志望動機に含めてみましょう。大きなニュースや業界に即した話題であるほど、採用担当者が食いついてきます。もちろん就職を希望するならその程度の業界研究は必須です。

どんな小さな事でも経験をふまえて

 次のポイントは自分の経験を入れると言う事です。どんなに些細な経験でも構いません。ちょっとした事でも、これがあるとないとでは大違いなのです。先ほどのニュースなどは誰にでも調べれば分かる事です。他の候補者も同じようなニュースの話題を書き込んでくる可能性は高くなります。そこで差をつけるのが自分の経験です。

 例えば、「私は子供の頃からビルを見るのが大好きでした。デザインと機能性に惹かれます。一番好きなのは○○ビルです。」などのように書き、オリジナリティのある内容を追加することが重要です。またこの経験があなたの性格や趣向を感じられる内容ならなお良いでしょう。採用担当者に大きな印象を与える事ができます。

ビジョンを明確に

 ここまで出来たら、後は自分の目標を掲げてみせるのが重要です。これはなるべく明確に、面接官の気持ちを惹き付けるような言葉を選んで書くのが望ましいと言えます。自分が面接官になったつもりで書いてみましょう。あまりに大げさすぎる夢を語るよりも、「何年後の役職」のような現実的なキーワードが入っていると採用担当者の目をひきます。もちろん明確なビジョンがある人はそれを書くのが一番良いでしょう。

 例をあげれば、「○年後には自分がチームのリーダーとなって、建設現場に出て指示をとってみたいです」などのように書いてみると効果的でしょう。


 今回は志望動機を掘り下げる3つのステップを紹介しました。最初は「興味があったから」だけだった志望動機が、あっという間に「神宮寺前の再開発のニュースを聞き、この業界に興味を持ちました。私は幼少時よりビルの機能的で美しいデザインが好きでした。○年後、自分がチームリーダーとなって、新しいビルを都心に建設するという夢をかなえたいです」に変わりました。これを元にさらに掘り下げて行けば、他の応募者とは一線を画す志望動機になることは間違いありません。ちょっとしたコツですが、知っておくと多くの場面で役に立つはずです。

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