仕事でミスをしてしまうことは誰にでもあることです。
もちろんミスはないに越したことはありませんが、何らかの形で「人」が関与した場合は、ミスが100%発生しないということはあり得ません。
そして、仕事上のミスの場合、程度によっては会社に損害を与える状況にもなりかねません。
そのためにも、速やかにそのミスは周囲に共有されなければなりません。
ここでは、仕事でミスをしてしまったときの上司への報告で、気を付けたいポイントを挙げていきます。
包み隠さず、すべてを報告する
ミスを報告する際の大前提は、「隠さない」ということです。
誰でも自分が関わったミスは、なかったことにしてしまいたいと思うものです。
これは人間の当然の心情です。
そして、その心情は、気づかぬうちに都合の悪いことだけを端折って報告するということにつながります。
よく不祥事を起こした企業などで、その不祥事に対する質問に答えられなかったり、次から次へと新事実が発覚したりすることがあります。
これは、報告に至る過程のどこかで、この心情が働いてしまうためです。
しかし、それは結果的には社会的信用を失うということにつながります。
自分のミスであればなおさら、勇気を持って、すべてを洗いざらいにすることです。
仮に無意識だったとしても、隠したことはその後必ず発覚します。
ミスには原因究明が不可欠です。
原因を探れば、必ず隠してしまったことは発覚するのです。
上司への報告は、とにかくそこで起きた事実をすべて包み隠さずに行うようにしましょう。
5W1Hをはっきりさせて報告する
いくら事実をすべて報告すると言っても、思い出したことをただ報告するだけでは、ミスをした後の動揺などもあるので、上司には正確には伝わらないかもしれません。
ここで重要なのが、いわゆる5W1Hをはっきりさせて報告するということです。
「いつ、どこで、 誰が、何を、なぜ、どのように」、これを意識するということです。
一般に、ミスはその規模が大きくなればなるほど、与えるインパクトは大きなものとなるので、早急な報告が必要となります。
よって、そういった場合は報告を何度かに分け、最初にミスの概要を報告して緊急に行わなければならないことを優先的に行い、その後5W1Hを明らかにした詳細を報告するというのもよい手段と言えるでしょう。
もちろんこの場合も、事実を隠さないで報告するということは言うまでもありません。
仮にすべてを報告することで一時的に評価が下がったとしても、どこかで必ず挽回するチャンスは訪れます。
また、すべてを報告したということ自体が高評価につながるケースも、決して少なくはありません。
上司への報告は速やかに、そして事実を隠さず整理した形で行うように心がけましょう。
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