海外の人を相手にしたビジネスでは、英語で折り返しの電話を入れることもあるでしょう。
英語での折り返し電話に慌ててしまわないように、英語で折り返し電話をする際に役立つフレーズを身につけましょう。
本記事では、英語の折り返し電話をかけるときの注意点や基本フレーズをご紹介します。
- 折り返しの電話を英語でかけるときに注意すべきポイント
- 英語で折り返しの電話をかけるときに使う基本フレーズ
- 折り返し電話をして本人が不在だった場合に使える英語フレーズ
折り返しの電話を英語でかけるときに注意すべきポイント
相手に折り返しの電話をかける前に、いくつか折り返し電話をする際に注意すべきポイントを押さえておきましょう。
きちんと下準備をしてから、折り返しの電話に臨んだほうが失敗も減り、スムーズに電話が進むはずです。
折り返し電話の注意ポイント①:折り返しの相手の名前と電話の内容を英語で用意する
英語で話すとつい緊張してしまい、担当者の名前を間違えたり、話すべき内容が思い出せなくなったりしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ミスを避けるためにも、事前にわかる範囲で、折り返しの電話をかける相手の名前や電話の内容をメモに記しておきましょう。
何も用意していない状態で折り返すよりも、横にメモ書きがあるだけで安心感がありますよ。特に、英語が苦手な人は、英語でメモを用意しておくとより安心して話せるでしょう。
折り返し電話の注意ポイント②:折り返しの電話でも英語で氏名を名乗る
普段の電話と同様、折り返しの電話をかけるときも、まずしっかりと英語で名乗ることが大切です。
氏名と会社名を英語で伝えてから、折り返しの電話である旨を伝えましょう。
- This is (氏名:◯◯) from ABC company calling. (ABC会社の◯◯です。)
英語で折り返しの電話をかけるときに使う基本フレーズ
英語の折り返し電話の注意点を知ったところで、次は折り返しの電話をかける際に使える基本的な英語フレーズをご紹介します。
以下に紹介する英語フレーズを参考に、折り返しの電話をかけてください。
電話に出た相手に「折り返しの電話であることを伝える」英語フレーズ
折り返しの電話をする場合、最初に自分の名前と会社名を伝えた後に「折り返しの電話」であることを電話相手に伝えなければなりません。
誰から電話を受けて折り返しの電話をしているのかを、以下の英語フレーズを使って明らかにしましょう。
- I got/had a call from ◯◯.(◯◯さんから電話がありました。)
「誰からの折り返し電話なのかを相手に伝える」英語フレーズ
本人に電話が繋がったら、改めて折り返しの電話をかけている旨を英語で伝えましょう。
折り返し電話をかけることは、英語で「return one’s call」といいます。
- I'm returning your/◯◯'s call.(◯◯さんからの電話を折り返しかけています)
- I’m returning a call from ◯◯.(◯◯さんからの電話を折り返しかけています)
また、「I'm sorry I have missed your call(以前いただいた電話を受けとれず、申し訳ありません)」と言って、間接的に折り返しの電話であることを伝えれます。
折り返しの電話で「本人に取り次いでもらう」英語フレーズ
個人の番号にかけている場合は不要ですが、会社に折り返しの電話をかけるのであれば、まずは本人に繋いでもらう必要があります。
折り返しの電話以外でも使う機会が多いので、本人に繋いでもらう表現は知っておくと便利です。以下の表現は頻繁に使われるので、メモしておきましょう。
- May I speak to ◯◯?(◯◯さんに電話を繋いでいただけますか?)
- Is ◯◯ available?(◯◯さんはお時間大丈夫でしょうか?)
- I'd like to speak to ◯◯ please.(◯◯さんと話したいのですが。)
折り返し電話をして本人が不在だった場合に使える英語フレーズ
折り返し電話をかけたものの、本人が不在だった場合、どう対応するべきか戸惑うかもしれません。
不在の状況も予測して、以下の表現を覚えておきましょう。
電話の相手に伝言をお願いするときの英語フレーズ
折り返し電話をかけて本人がいないときは、次の英語フレーズを使って電話相手に伝言をお願いしましょう。
もし本人が不在だった場合に伝言したい内容がある場合は、事前にメモを作っておくと安心して話せるでしょう。
- Could you take a message?(伝言をお願いしてもよろしいでしょうか?)
- May I leave a message?(伝言をお願いしてもよろしいでしょうか?)
また折り返す旨を伝える英語フレーズ
折り返しの電話をかけて相手が不在だったとき、メッセージを残さない場合でも、また電話を折り返す旨を伝えるのがマナーです。
とくに伝言がなくても、下記のフレーズを使って再度電話を折り返すことを伝えましょう。
- I would like to call back later.(また折り返しお電話します。)
相手の都合を聞く英語フレーズ
折り返しの電話の相手が、会議や他の仕事などで電話に出られない場合は、戻りの時間を聞いておくと、折り返し電話をかけやすくなります。
以下の表現を使って、相手がいつごろ帰ってくるのかを聞きましょう。
- When is a good time to call?(都合のいい時間はいつですか?)
- When is she/he coming back to the office?(いつ会社に戻られますか?)
英語で電話を折り返しできるようになろう
- 折返しの電話をかける前に、相手の名前や話す内容を考えておく
- 折返しの電話でも自分の名前を忘れずに名乗る
- よく使われる英語表現を覚える
英語で折り返し電話をかけるときに役立つ、基本的な英語フレーズを紹介してきました。
折り返しの電話をかけるのに慣れていない場合、日本語で対応するのも緊張してしまいます。話し慣れない英語で折り返しの電話を入れることに、プレッシャーを感じるのは当然のことです。
折り返し電話をかける際には、「伝えたいことをあらかじめ考え、どこかに書きとめたうえで相手に連絡する」ことを心がけてみてください。
事前準備と事前知識があれば、きっと少しは緊張が和らぐはずです。本記事で紹介したフレーズを参考に折り返し電話をかけてみてはいかがでしょうか。
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