近年はゲーミフィケーションという言葉が用いられる事も多いですが、ゲーミフィケーションとはどのようなものか御存じでしょうか?
ゲーミフィケーションとは、課題の解決や顧客のロイヤリティの向上に用いられる手法の事で、ゲームデザインの手法や仕組みを応用し、問題を解決したりユーザー契約等の獲得を行うことを言います。
今回は、そのようなゲーミフィケーションを、実際にビジネスに取り入れた場合、どのような効果があるのかということについて紹介していきます。
1. ゲーミフィケーションの例とその効果
例えば、コカ・コーラの「ハピクエ」では、自動販売機と友だちのようにコミュニケーションを楽しむ事が出来るサービスを提案し、サービス開始後、約3か月で利用者を24万人にまで上げました。
これは、自販機の位置を認識させる事により、ブランドに対し愛着信を持たせ、売上アップに繋げる事ができ、更にチェックインを習慣化させることにより、道端で自販機を見つけるたびにメーカーの事を思い出してもらえるという効果を発揮しました。
また、無印良品では、「MUJILIFE」としてサイト内に自分の棚を作り、無印良品のアイテムを中心にディスプレイすることで友人に共有が出来るソーシャルゲームサービスを開始しました。
このサービスには、サービス提供から1週間で36カ国のユーザーが参加しています。ユーザーはアイテムの選択の際に自然に品定めを行うことになるため、押しつけないようなプロモーションが可能になりました。
また、ゲームやコインという要素を取り入れているため、実店舗が無い国へのブランドアピールにも繋がっています。
2. ゲーミフィケーションのメカニズム
ゲームには、楽しく続けたいと思わせるような要素が沢山組み込まれています。
その要素は、ゲーミフィケーションに取り入れられ、情報システムによって実現されます。
ゲーミフィケーションでは、どのような種類のインセンティブをどのくらい出せばモチベーションアップに最適なのか、という部分が重要です。
また、ゲーミフィケーションの効果を上げるために、時には心理学や行動科学の専門家が情報システムのデザインに参加している場合もあります。
以上が、ビジネスにおけるゲーミフィケーションの効果です。ゲーミフィケーションを活用することで、より人々を惹きつけるサービスを提供していきましょう。
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